吹田市・摂津市・北摂で注文住宅をお考えなら上質デザイン住宅、注文住宅専門工務店のオギ建設

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STAFF BLOG

2025年3月29日

ついに断熱義務化!2025年4月知っておきたい法改正のお話

吹田市、摂津市、北摂エリアで耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設スタッフです。

 

これから家を建てようかな、買おうかなって考えている方に、ちょっとだけ大事なお知らせです。

実は……

2025年4月から、建築基準法が大きく変わります!

なにが変わるかというと、
簡単にいうと「これからの家は省エネで、強くなる」という方向に向かいます。

断熱が義務になります!

意外と感じるかもしれませんが、断熱施工は義務化ではなかったのです。ついに2025年4月より数年前までは最高等級と呼ばれた断熱等級4が義務化のラインとなります。

つまり、実際に断熱しておらずとも引き渡せたということ。

恐ろしいことですが💦
(オギ建設では性能保証書を発行していますが、、)

 

 

断熱材や窓が重くなり、家全体が重くなる

断熱義務化されるということは最低基準が変わってきます。そのため住宅の重さの最低基準が重くなるということです。

 

実はこれがもう一つの大きなポイント。

家が重くなるということは、地震のときに受ける力も大きくなる。

と言うこと。

軽い建物として耐震性を測ることもできたということ。

恐ろしいことですが💦
(オギ建設ではモノコックでのSW工法ですが、、)

 

 

 

だから耐震設計もより強度化

許容応力度計算を行う、もしくは壁量計算によって現場をより強度化すると言った施策がとられることになります。

壁量計算では

・柱や梁(はり)のサイズを大きくする
・地震の力に耐える「耐力壁」をバランスよく配置
・基礎コンクリートもより強く、しっかりしたものに

と言うことが起きます。

 

 

 

「いい家」が当たり前になる一方で…

こう聞くと、「へぇ〜、いいことばっかり!」って思いますよね。
もちろんその通り。
高断熱で、省エネで、地震に強くて……なんだかよい家!

でも、ひとつだけ気をつけたいのが

スケジュールです。

・設計段階での検討時間
・建築確認申請で必要な資料が増える
・申請にかかる期間もちょっと長めになる
・検査機関での人手不足が深刻化

など申請時の時間はかかるようになるでしょう。
余裕をもった家づくりが必須となってきそうです。

「家づくりは、早めの準備がカギ!

2025年4月以降に家を建てるなら、
この新しい基準に対応した「高品質な住宅」が当たり前になります。

とっても良いことなんだけど、
そのぶん、計画は早め早めに進めるのが正解!

「まだ早いかな?」と思っている人も、
ぜひ早めに少しずつ情報収集してください。

特に土地探しも含めて検討されている方は、注意ください。

ここだ!と言う土地が見つかった時に建物の検討が不十分、間取りや暮らし方の検討が不十分となってしまう可能性が高まっています。

とは言え、良いことの方が増える建築基準法改正

\ これからの家づくり、早めにじっくり楽しんでいきましょう! /

2025年3月17日

家族と健康を守る住まいづくり 〜温度と体への影響を考える〜

吹田市、摂津市、北摂エリアで耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設スタッフです。

私は幼い頃、小児喘息を患っていました。特に冷たい空気を吸い込むと、冷刺激で呼吸が苦しくなり、とてもつらい思いをしたことを今でも覚えています。寒い冬だけでなく、春や秋の季節の変わり目、朝晩の冷え込みでも苦しんだことが何度もありました。

 

 

朝晩の冷え込みは断熱性能の影響かもしれません

断熱性の高い住まいでは、この冷え込みが和らぎ、朝晩の温度変化が穏やかになります。特に春先は、日中は暖かくても朝晩は気温がぐっと下がることがあります。「もう暖房をつけなくても大丈夫かな」と油断すると、室温が思った以上に下がってしまい、体調を崩してしまうこともあります。

また、夏でも寝るときにはちょうどよかった室温が、夜中になると暑苦しく感じることがあります。真夏の熱帯夜では、エアコンや空調のコントロールが欠かせませんが、冷やしすぎることで体に負担がかかることも。住まいの断熱性能が整っていれば、こうした極端な温度変化を和らげ、より快適に過ごすことができます。

 

 

SW工法による温度変化のシミュレーション

住まいの断熱性能が、室温にどれほどの影響を与えるのかを示したデータがあります。

 

一般住宅とSW工法住宅の比較データ

※2000年東京の気象データを使用し一般住宅(昭和55 年断熱基準)とSW工法(断熱等級6)の比較シミュレーション   住宅の仕様、生活スタイル、気象条件によってシミュレーション結果は異なります。

 

冬場、夜中に暖房を止めた場合、一般住宅では約14.3℃も室温が低下したのに対し、SW工法を採用した住宅では6.4℃の低下にとどまりました。外気温が5℃(19:00)から0℃(6:00)へと下がる中、SW工法の住宅では、より暖かさをキープできたのです。

地域によって違いはありますが、一般的な住宅では、夜中に暖房を切ると室温が10℃以下に下がってしまうこともあります。一方、スーパーウォール(SW)工法を採用した家では、翌朝も15℃程度を保つことができ、朝起きたときの寒さや、着替えの際のストレスが大幅に軽減されます。

春先は、寒暖差がより激しくなる時期。こうした断熱性能の高い住まいなら、室温の急激な変化に左右されにくく、家の中を快適な環境に保つことができます。

 

 

血圧の日内変動と季節変動について

寒さが体調に与える影響は風邪や体の冷えだけではありません。興味深い記事を見つけましたので、ご紹介します。

 

https://www.jhf.or.jp/topics/2014/003745/

 

朝日生命成人病研究所名誉所長の藤井潤氏による1,307名の患者さんの血圧データを分析した調査によると、血圧は春から夏にかけて低く、秋から冬にかけて高くなる「季節変動」があることがわかっています。特に冬場は血圧が高くなりやすく、降圧剤の増量が必要になるケースもあるそうです。

これは、寒さによって血管が収縮し、血圧が上昇することが原因の一つと考えられています。住まいの断熱性能を高め、寒暖差の少ない環境をつくることで、こうした健康リスクを軽減できる可能性があります。

 

 

家族と身体にやさしい家を選ぶ

私たちは「冬の寒さがつらい」と思うことはあっても、「春や秋の朝晩の冷え込みが体に影響を与えている」とまでは意識しないことが多いかもしれません。しかし、実際には気温の変動が私たちの体調に影響を与え、知らず知らずのうちにストレスや疲れを溜めていることもあります。

高性能な住まいに住むことで、一年を通して快適に過ごせるだけでなく、体への負担を減らすことができます。 住まいは長く暮らす場所だからこそ、家族の健康と快適な生活のために、しっかりと考えてあげたいですね。

 

最後になりましたが、

オギ建設では断熱等級6以上の家づくりを標準、
毎年の春先の朝の冷え込みがなくなる家を建てています。

寒さでストレスを感じない家で健康に暮らしましょう。

2025年3月10日

家づくりを考えるなら「構造見学会」に参加しよう!完成後には見えない大事なポイントをチェック!

吹田市、摂津市、北摂エリアで耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設です。

家づくりを考えている方にとって、モデルハウスや完成見学会は魅力的なイベントですよね。しかし、実はそれだけでは家の本当の性能を知ることはできません。本当に快適で安心できる住まいを建てるためには、「構造見学会」への参加が欠かせません。

 

 

構造見学会とは?完成見学会との違い

完成見学会との違い

完成見学会:デザインや間取り、設備を確認できる

構造見学会:家の耐震性や断熱性能、施工品質をチェックできる

 

具体的には、以下のようなポイントを確認できます。

ポイント① 耐震性の要となる柱や梁の太さ・組み方
ポイント② 制振工法の施工方法
ポイント③ 断熱材の種類や施工方法、厚み
ポイント④ 気密性能を確保するための施工の工夫
ポイント⑤ 花粉やアレルギー対策につながる換気システム

 

数値データだけではなく、実際にどのように施工されているのかを目で見て確認できるのが、構造見学会の最大のメリットです。

 

 

構造見学会に参加する3つのメリット

1. 地震に強い家をチェックできる

日本は地震が多い国です。家の耐震性は、命と財産を守るために非常に重要なポイント。
構造見学会では、家がどのような地震対策を施しているのかを実際に見ることができます。

例えば、荻建設では「耐震等級3(最高レベル)」の設計を推奨し、さらに「許容応力度計算」に基づいた強固な構造を採用しています。これにより、大きな地震が発生しても安心して住み続けることができます。

 

2. 断熱・気密性能の違いを確認できる

住み心地の良い家を作るためには、「冬は暖かく、夏は涼しい」断熱性能が欠かせません。

構造見学会では、使用される断熱材の種類や厚み、気密施工の状態を直接チェックできます。例えば、施工が不十分だと、壁内に隙間ができて気密性能が低下し、エネルギー効率が悪くなってしまいます。

 

オギ建設では、断熱材の区分トップレベルである「F区分の硬質ウレタンフォーム」を使用しており、実際の現場でしっかり施工されているかもご確認いただけます。

3. 花粉・アレルギー対策も確認できる

花粉症の方にとって、家の中の空気環境はとても重要です。

構造見学会では、どのような換気システムが採用されているのか、フィルターの性能はどのくらいなのか、給気口の位置は適切かといったポイントをチェックできます。

 

 

オギ建設では、24時間換気システムと高気密住宅の組み合わせによって、外からの花粉やPM2.5の侵入を最小限に抑える設計を採用しています。花粉症対策を考える方は、ぜひ見学会で換気システムの実物を確認してみてください。

 

 

 

信頼できる工務店を見極めるポイント「構造見学会を実施しているか?」

信頼できる工務店の見極め方の一つに、「構造見学会を実施しているか?」という点があります。

施工品質に自信がある工務店は、家の構造部分を隠さずオープンに公開します。建築だけでなく、製造業などの他の分野でも「作る過程を公開できるかどうか」は、品質管理の自信の表れとも言えます。

 

一方で、構造見学会を行っていない会社は、施工に自信がない可能性もあります。「見えない部分こそ大事」だという考えを持つ工務店を選ぶことが、安心できる住まいづくりの第一歩です。

「行ってもよく分からないのでは?」と思うかもしれませんが、構造見学会を開催している会社は、専門知識がなくても分かりやすいように、丁寧に説明してくれるので安心してください。

多分ですが、、

 

 

3/29-30開催!荻建設「箕面市 構造見学会」に参加しませんか?

2025年3月1日

キレイな空気で暮らしたい!「花粉のない暮らし」

吹田市、摂津市、北摂エリアで耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設です。

3月に入り、急に花粉が飛び始めて苦労しますよね。
毎年この時期になると、花粉症の方にとってはつらい季節です。

 

3月に入るとスギやヒノキの花粉が飛散し、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状がひどくなり、外出もままならない日々が続くこともあります。しかし、家の中だけでも快適な空間を作ることができれば、少しでも花粉症の負担を軽減することが可能です。

 

花粉はどこから室内へ侵入するのか?

– 気密が足りず、すき間から侵入する
– 給気口から侵入する
– 帰宅時に玄関で衣服を払う
– 室内干しや空気清浄機を活用する
– 換気は花粉が少ない時間帯に行う

 

花粉は衣服や髪の毛に付着して室内に入り込み、窓や換気(給気口)からも流入します。特に、春先は外にいる時間が長くなることが多く、知らないうちに大量の花粉を家の中へ運んでしまうことも。

これらの対策を行うことで、ある程度の花粉の侵入は防げますが、完全にシャットアウトするのは難しいのが現実です。

 

 

高性能フィルターで花粉をシャットアウト

オギ建設では 第1種換気システムを採用し、高性能フィルターで花粉を屋内に入れない設計をしています。特に LIXILのエコエア90やエコエアFINE などのフィルターを活用し、給気時に花粉を除去することで、室内の空気を清潔に保つことが可能です。

 

ウェザーニュース引用

https://weathernews.jp/s/topics/202304/120165/#google_vignette

 

高性能フィルターが除去できるのは花粉だけではありません。黄砂やカビの胞子、PM2.5、セメントの粉など、より微細な粒子や汚染物質もカットするため、家の中の空気質を大幅に改善できます。

 

 

なぜ換気システムが重要なのか?

この時期、花粉の侵入を防ぐためには、窓を開けずに換気できるシステムが必要です。多くの住宅では、自然換気や第3種換気システム(排気のみを機械で行い、給気は自然に行う方式:高性能でないフィルター)が採用されていますが、これでは完全に外気の花粉を防ぐことはできません。

 

 

その点、上記のような第1種換気システムは、機械で給気・排気の両方を制御できるため、フィルターを通したクリーンな空気を室内に供給できます。さらに、

– 24時間換気による空気の循環
– 室温を保ちつつ花粉をカット
– カビやハウスダストの発生を抑える

といったメリットがあり、健康的な住環境を維持するのに最適です。

 

 

 

花粉症の方も快適に暮らせる家づくり

空気の質は、快適な暮らしに大きく影響します。

また花粉症の方にとって、花粉の侵入を防ぐことで、より安心して過ごしやすい家の中が落ち着ける環境にあることはとても重要なことです絵。

 

オギ建設では、「家が一番落ち着く場所」、花粉症の方でも安心して暮らせる住まいを提供しています。換気システムを活用しながら、花粉のない空間を実現することで、家の中ではストレスなくリラックスできる環境を整えます。

さらに、

– 適切な湿度管理:乾燥を防ぎ、花粉の舞い上がりを抑える
– 清掃のしやすさ:花粉がたまりにくい設計の工夫

など、トータルで快適な住まいづくりをサポートします。

 

家ができることはまだまだあります。
ぜひ、話し合いの中でご紹介できればと思います。

 

2025年2月19日

フラット35金利2%超え!金利上昇時代に「家」ができること

吹田市、摂津市、北摂エリアで耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設です。住宅ローンの代表的な固定金利型ローンである「フラット35」の金利が、ついに2%を超えました。

過去を振り返ると、2004年には金利がピークを迎え、その後徐々に低下。2019年頃には1.1%という低金利水準となりましたが、それ以降は徐々に上昇を続け、ついに2%を超えてしまいました。

この金利上昇の背景には、日本の10年国債金利との強い連動性があるといわれています。

https://www.sbiaruhi.co.jp/rate/transition/

 

では、今後の金利はどうなるのでしょうか?
そして、住宅購入を考えている方はどのような対策をとるべきなのでしょうか?

今回の記事はこんな金利と家についてまとめてみました。

 

 

10年国債金利と住宅ローンの関係

 

 

住宅ローン金利の動向を予測するうえで、10年国債金利の変動は重要な指標となります。政府は今後1〜2年の間に国債の買い入れを減額し、保有している国債残高の縮小を進める方針を発表しています。

国債の買い入れが減少すれば、需給の関係で国債価格が下がり、それに伴って金利が上昇する可能性が高まります。これは住宅ローン金利のさらなる上昇につながるかもしれません。とのこと。

つまり、「今の2%を超えた金利がさらに上がる可能性がある」ということです。

 

 

 

住宅購入は家族の資産形成の一部

住宅は「消費」ではなく「資産」として考えることが大切です。将来的に売却や賃貸に出す可能性がある場合、資産価値の高い住宅を選ぶことが重要です。

そのため、弊社では住宅ローンを組む際にファイナンシャルプランナー(FP)の紹介をご希望をいただいたお客様へ行い、お客様のライフプラン全体を考えた資金計画をサポートしています。

 

 

長く安心して暮らせる家づくりが大切

資産として住宅を考えるためにも「住宅の品質」を長期的な視点で考えるべきポイントです。私たちは「長く安心して暮らせる家づくり」を目指しています。

 

1. 耐久性の高い家づくり

住宅の耐久性は、将来のメンテナンスコストを抑えるうえでも重要です。結露などによる住宅の性能低下を防ぐため、湿気対策や断熱性能に優れた素材を採用しています。 また、SW(スーパーウォール)工法を採用しており、高い耐久性と気密性を兼ね備えた住宅を提供しています。

 

2. 安心して暮らせる住宅性能

地震に強い構造や省エネ性能の高い住宅を提供することで、住む人の安心を支えます。また、メンテナンスがしやすく、長期間にわたって快適に暮らせる設計を心がけています。 さらに、近年加速度的に厳しくなっている断熱義務化にも対応し、UA値0.46以下の高断熱性能を確保した住まいを提供しています。

3. 資産価値の維持を考えた家

長く住み続けることができる住宅は、将来にわたって価値を残すことができる住宅です。
売却だけでなく、賃貸にすることもできる家にしたい。「よいものを長く使える家」を提供することで、お客様の資産形成をサポートします。

30年や40年後の答え合わせです。

 

ラット35の金利が2%を超えたことで、今後の住宅購入をどう考えるか悩まれる方も多いかもしれません。しかし、金利だけでなく、「家計全体の資金計画」や「住宅の耐久性・資産価値」なども総合的に考えることが重要です。

弊社では、住宅ローンに関するご相談はもちろん、ファイナンシャルプランナー(FP)との連携や、安心して長く暮らせる住宅のご提案を行っています。

ぜひ、将来を見据えた安心できる住まいづくりを一緒に考えていきましょう。住宅購入を検討されている方は、お気軽にご相談ください!

 

 

2025年2月11日

土地を先に購入する新築での住宅ローン控除について

吹田市、摂津市、北摂エリアで耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設です。

 

私たちのもとへご相談いただくお客様は、土地探しから始める方や建替えをご検討中の方などさまざまです。 特に正雀・岸辺エリアは生活環境がよく人気のエリアで、土地探しをされる方が多くいらっしゃいます。

 

今回は「土地を購入して新築注文住宅を建てたい!」とお考えの方に向けて、住宅ローン控除と知らないと損する税金対策についてお話しします。

 

 

住宅ローン控除とは?

住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)とは、住宅ローンを利用して住宅を購入した場合、年末の住宅ローン残高に応じて所得税や住民税が控除される制度です。

 

住宅ローン控除の主な条件

– 自らが居住する住宅であること
– 床面積が50㎡以上(2024年以降は一部40㎡以上も対象)
– 住宅ローンの返済期間が10年以上
– 新築・取得後6カ月以内に居住し、12月31日まで引き続き居住していること
– 住宅の性能要件(省エネ住宅や耐震基準を満たすなど)を満たす必要がある

 

 

土地を先に購入する場合の住宅ローン控除の注意点

土地を先に購入する場合、土地部分だけでは住宅ローン控除の対象になりません
。 住宅ローン控除の条件である「自らが居住する住宅であること」を満たしていないと判断されるためです。

つまり、住宅ローン控除は建物が完成し、居住した翌年の確定申告から始まります。

 

では、土地は控除の対象にならないのか?

ご安心ください。土地と建物を一体で住宅ローンを組む住宅であれば、土地部分も住宅ローン控除の対象に含めることが可能です。

 

セットローンを利用する際のポイント

– 土地と建物を同じ金融機関で借りること
土地購入後2年以内に住宅を完成させ、居住する必要がある
– 土地費用や建物費用だけでなく、一部の諸費用も控除対象になることがある

 

住宅ローン控除は、住宅取得のための借入金額に対して年末の0.7%が控除される仕組みです。ただし、住宅の性能要件によって控除額の上限が変わるので注意しましょう。

 

 

手続きの流れ

1. 土地購入後に家を建て、引っ越しを完了する
2. 翌年の2月〜3月の確定申告で住宅ローン控除の手続きを行う

参考:住宅ローン控除を受ける方へ(国土交通省令和6年分)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/keisubetsu/juutaku.htm

 

土地の不動産取得税について

『忘れたころにやってくる不動産取得税』
取得した時から半年から1年程度経過した頃に課税される一度切りの税金です。

これがなかなか金額が大きく、
標準税率 本則:土地・建物の税額 = 固定資産税評価額 × 4%
となります。固定資産税評価額が2000万円なら80万円となります。しかし、上記の80万円は何もしなかった場合です。

 

 

不動産取得税 / 軽減措置

ただし、居住用の新築住宅には軽減措置が適用されるため、実際の税額は大幅に抑えられます。

 

– 建物の不動産取得税=(固定資産税評価額 − 1,200万円)× 3%
– 土地の不動産取得税=(固定資産税評価額 × 1/2 × 3%)− {(土地1㎡当たりの固定資産税評価額 × 1/2)×(課税床面積 × 2[200㎡限度])× 3%)}

 

なんだかすごい計算式ですよね。ここでは居住用の不動産取得税には割引があるんだとだけ知っておいてください。

もし、計算したい方は↓
不動産取得税計算ツール(東京都)などを使うと便利です。
https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/kazei/real_estate/fudosan/syutokuzei

 

 

 

土地取得時に「徴収猶予」を行ない、徴収を伸ばして、建物を完成後居住用として納付

土地購入後、「徴収猶予申告」を行うことで税金の支払いを建物完成後まで猶予**できます。猶予後は軽減措置が適用された状態で不動産取得税が計算されるため、節税効果が高まります。

 

申告に必要な書類

  1. 徴収猶予申告書(大阪府のページからダウンロード可)
  2. 土地の売買契約書及び最終代金領収書
  3.  建築確認済証や工事請負契約書
  4.  土地の譲渡を証する書類

申告を忘れてしまうと、標準税率で計算された納付書が送られてくるのでご注意ください。

【大阪府 徴収猶予申告ページ】
https://www.pref.osaka.lg.jp/menkyo/o050040/0002885.html

 

 

まとめ

土地を先に購入する新築の場合、住宅ローン控除は**建物完成後に適用**されますが、土地部分もセットローンを利用することで控除対象にできます。
また、不動産取得税には軽減制度がありますので、**徴収猶予**を活用し、税額が軽減された状態で納付しましょう。

家づくりは資金計画がとても重要です。
ぜひオギ建設までお気軽にご相談ください!あなたの理想の住まいづくりをサポートします。

2025年2月3日

家づくりで大切な「見えるもの・見えないもの」

吹田市、摂津市、北摂エリアで、耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設です。

 

家づくりは、人生でとても大きな決断のひとつ。だからこそ、「何を大切にするか」がとても重要です。私の友人や妻の友人たちの話を聞いていると、家に対する考え方や選び方はさまざまです。

例えば、
不動産会社から建売住宅を購入した人もいれば、こだわって注文住宅を建てた人もいます。
一方で、「ハウスメーカーの価格が高すぎて、家を買うのを諦めて賃貸暮らしを続けている」という人もいます。

 

どの選択肢が正しい・間違っているということはありません。それぞれが「自分たちにとってベストな住まい」を考えた結果です。

 

私はこの仕事をしているので、よく家づくりの相談を受けます。しかし、遠方の方の場合、実際に家づくりをサポートするのが難しいので、お家づくりにおいて知っておいてほしいことを伝えています。

 

今日はそんな「家づくりを考えるときに意識したいこと」、特に「見えるもの」と「見えないもの」についてお話ししたいと思います。

 

 

 

見えるものだけで決めないで!

 

家を選ぶとき、最初に目に入るのはやはりデザインや設備ですよね。

– おしゃれな外観
– 使いやすそうなキッチンやお風呂
– モデルハウスの雰囲気
– 施工事例の写真

 

こういった「見えるもの」は、ワクワクする要素がたくさん詰まっていて、家づくりのモチベーションにもなります。

でも、家は長く住むもの。だからこそ、見た目の印象だけで決めるのではなく、目に見えない部分にも目を向けて、本当に納得できる家を選んでほしいのです。

 

 

 

 

見えないものもチェックしよう!

 

 

「見えないもの」とは、普段あまり意識しないけれど、住み心地や維持費に大きく影響する部分のことです。

たとえば、家の性能に関わるもの。特に耐震性能や耐久性は、安心して暮らすためにとても大切なポイントです。耐震等級などはどうなっているか?またその性能を維持していくための工夫はなにか?など見た目では分からない部分こそ、しっかり確認してください。

 

た、断熱や気密性能も快適な住まいに欠かせません。どんな断熱材が使われているのか、施工の精度が高いか、気密性能(C値)がしっかり確保されているか、高性能な窓が採用されているか…これらの要素が、家の暖かさや涼しさを大きく左右します。

 

さらに、空気環境も重要です。家の中の空気がキレイで快適に保たれるかどうかは、24時間換気システムの有無や、VOC(揮発性有機化合物)の影響によって変わります。

 

そして、防音対策や湿気対策、耐久性の工夫も見落とせません。壁や床の防音性能がしっかりしているか、湿気がこもりにくい家になっているか、腐りにくい素材が使われているか。

 

これらは見えなくても快適に長く住める家かどうかを決める大きなポイントになります。

 

 

 

 

「価格が見える」だけで安心しないで!

 

※オギ建設ではお引越し後の光熱費シミュレーションを提供しています。

 

家の価格は、見える情報のひとつです。住宅ローンを組む際に月々の支払いが分かりやすいので、それだけで安心してしまいがちですが、実は「見えないコスト」もあります。

たとえば、住宅ローンの支払いだけでなく、光熱費やメンテナンス費用も考慮する必要があります。

省エネ性能が高い家なら、電気代やガス代を抑えられますし、しっかりとした家なら長持ちするので、メンテナンス費用も抑えられます。外壁の塗り替えや屋根の修理、給湯器の交換など、住み続けるうえで必要な修繕費用も見落とせないポイントです。

こうした「見えないコスト」まで考えて家を選ぶことで、後々の暮らしがもっとラクに、快適になります。

 

 

 

見えているけど、見えていないもの

 

 

最後に、「見えているようで、実は見えていないもの」についても考えてみましょう。

例えば、土地の環境です。注文住宅を建てるとき、多くの方が陽当たりや立地を重視します。でも、ご近所の雰囲気や、周辺の騒音・治安はどうでしょう? その土地が持つ特性(湿気が多い、風が強いなど)も住んでみて初めて気づくことが多いので、慎重に確認したいですね。

 

また、私たちのような地元の工務店だからこそ提供できる安心感もあります。

オギ建設では、家を建てたあとも「一生のお付き合い」として、お客様の住まいを見守っています。何年も前に建てたお客様とも、メンテナンスの相談や暮らしのサポートを続けているんです。

 

 

毎年開催している「感謝祭」には、多くの地元の方が参加してくださり、私たちも支えられていることを実感しています。

 

このような機会は、家づくりは建てるまでがゴールではなく、建てた後に安心して暮らせるかどうかも大切だと強く感じます。「建てる前」だけでなく「建てた後の安心感」も考えて工務店を選んでいただけるようしてください。

 

 

 

見えるもの・見えないもの、そして見えているけど見えていないものを大切に

家づくりを考えるとき、デザインや設備ももちろん大事ですが、性能や環境、将来のことまでしっかり考えることが、後悔しない家づくりのカギになります。

「ここなら安心して家を任せられる」と思える工務店と出会い、見えるもの・見えないもの・見えているけど見えていないものを大切にした家づくりをしてくださいね。

 

吹田・摂津・北摂エリアでの家づくりは、ぜひオギ建設にご相談ください!お客様に寄り添いながら、理想の住まいを一緒に考えていきます

2025年1月26日

間取りの認定|秋山東一先生設計道場

吹田市、摂津市、北摂エリアで、耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設です。

 

今回、秋山東一先生の設計道場で5段の認定書を頂戴しました。

 

秋山東一先生の設計道場

秋山東一先生は1942年東京生まれ、東京芸術大学美術学部建築科を卒業後、東孝光建築研究所に入所。その後独立してランド計画研究所を設立、OMソーラー協会とOM研究所の設立に伴い、研究所設立メンバーとなっている方です。
2025年には 83歳。まだまだお元気な先生です。

 

  • 間取りの本質
  • 設計の基本ルールの確認と応用
  • 暮らしの変化への対応
  • 実例を基にした演習
  • 建築思想の追求

などを柱に
設計道場では、実践的なスキルとともに、家づくりの理想や間取りの考え方において、多くの気づきを与えてくださいます。

 

 

理想の間取りとは何か?

私たちオギ建設は、お客様それぞれの理想の暮らしを実現するために、一つひとつの家づくりに真摯に向き合っています。その際に大切にしているのが、間取りの使い勝手

高性能住宅を提供する私たちは、性能だけでなく「住み心地」や「暮らしの便利さ」も重視しています。

 

月1度の刺激と学びで提案力を磨く

お客様の暮らしたい理想は千差万別
一つとして完璧な間取りはないからこそ提案する間取りが重要になります。

設計道場では全国の工務店から設計士があつまり、切磋琢磨することができます。
地域によって違う考え方もあれば同じような悩みもあります。

 

 

一緒に理想の家をつくりましょう

家づくりに終わりはありません。それは単なる建物を作る行為ではなく、お客様の暮らしを豊かにし、幸せを形にする挑戦のプロセスです。家は一生の中で最も大きな買い物であり、それと同時に、お客様とそのご家族の夢や希望、そして人生そのものを支える舞台でもあります。

オギ建設は、そうしたお客様一人ひとりの「暮らしの理想」を深く理解し、形にするための努力を惜しみません。私たちの目指す家づくりは、性能やデザインだけでなく、その家で暮らす人々が日々の生活を心から楽しみ、長く愛せる空間を提供することです。

また、家は一度建てたら終わりではありません。住まい手の暮らしが変わり、家族構成やライフスタイルが変化する中で、家もまた進化していく必要があります。そのために、私たちは設計道場などで得た学びを活かし、常にお客様にとって最良の提案を行います。

一緒に理想の家をつくりませんか? その家が、ご家族の成長とともに変化し、幸せを育む場所となるよう、私たちオギ建設は全力でサポートいたします。

2025年1月10日

買取再販物件と中古住宅+リノベーションの比較:メリットと注意点

吹田市、摂津市、北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

不動産価格の高騰により、中古住宅が再び注目を集めています。新築住宅の価格は上昇を続け、大阪市内では標準価格帯が 3,853万円 に達するなど、新築を購入するハードルが高まっています。

 

そのため中古住宅が進んでいるか?
と言えば、あまり件数は増えていないそうです。
と言うのも中古住宅市場には「その物件で大丈夫?」と言う不安を解消しにくいという問題があります。

 

そんな昨今はやっているのが「不動産会社が買取&リノベーションした物件」

ですが、こちらもリノベーションの質に差があるという問題を含んでいます。
今回の記事では「不動産会社が買取&リノベーションした物件」と「中古住宅を購入して自分でリノベーションする方法」を比較し、それぞれのメリットや注意点について詳しく解説します。

 

 

不動産会社が買取&リノベーションした物件

 

 

「買取&リノベーション物件」とは、不動産会社が中古住宅を買い取り、リノベーションを施したうえで再販売する物件を指します。このような物件は、プロの手による改修が行われており、購入後すぐに住めるという点が特徴です。

 

リノベーション済みのため、引き渡し後にすぐ入居できる点は、忙しい方や急ぎで住まいを必要とする方にとって大きなメリットです。また、物件購入費とリノベーション費用が一括で提示されるため、予算が明確になり、費用面での安心感があります。

 

一方で、「リノベーションの質」には注意が必要です。不動産会社によって施工品質や改修範囲が異なるため、見た目がきれいに仕上がっていても、構造部の劣化や配管や断熱材といった見えない部分が放置されているケースがあります。また、耐震性能や断熱性能が十分に改善されていない場合もあります。

 

見た目だけを整えた物件も多いため、購入時には詳細な確認が欠かせません。

 

 

写真ではわかりにくいかもですが、木材の捻じれがあります。
弊社は中古戸建で捻じれた柱を補強する工事

 

 

 

中古住宅を購入してリノベーションする方法

「中古住宅+リノベーション」とは、自分で中古住宅を購入し、必要に応じた改修を行いながら、デザインや性能の向上を目指す方法です。この方法の最大の魅力は、自分のライフスタイルや好みに合わせて間取りやデザインを変更できる自由度の高さにあります。また、市場に出回る多くの中古住宅の中から、自分の条件に合った物件を探すことができるため、物件選びの幅も広がります。

 

しかし、リノベーション中には予期せぬ問題が発生する可能性があります。例えば、結露による腐食や構造部分の劣化が見つかることもあります。家は車のように事故歴だけでなく、経年劣化やメンテナンスの履歴を確認することが重要です。このようなリスクを理解したうえで進めることで、後悔のない住まいづくりが可能になります。

 


吹田市、摂津市、北摂エリアで中古住宅の購入を検討されている方は、ぜひオギ建設にご相談ください。当社では、物件探しの段階から住宅の劣化状況の確認、さらに適切なリノベーションの提案まで、一貫してサポートしています。

 

中古住宅は劣化状況に応じた工事が必要です。見た目だけでなく、安心して長く住める家づくりを目指すなら、建築会社である私たちオギ建設と一緒にリノベーションを進めることをおすすめします。

 

2024年12月22日

2024年→2025年 年末年始休業のお知らせ

平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら、弊社では下記期間を年末年始休暇とさせていただきます。
期間中はご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

【年末年始休業期間】
2024年12月29日(日)~2025年1月6日(月)
※1/7より通常営業いたします。

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