吹田市・摂津市・北摂で注文住宅をお考えなら上質デザイン住宅、注文住宅専門工務店のオギ建設

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STAFF BLOG

2024年11月20日

暮らしは家と家具の間も大事 間取りは重要!

吹田市、摂津市、北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

今回は、新しい家での暮らしがどのように充実するのか、特に「間取り」について考えたいと思います。お家づくりのワクワクを楽しんでください。

 

 

家を建てることは、ただ「住む場所」を手に入れるだけではない

 

 

 

家を建てることは、ただ「住む場所」を手に入れるだけではありません。それは、暮らしをもっと豊かにする第一歩です。

例えば、適材適所に荷物を収納できるスペースがあれば、生活空間がすっきりと整理され、日々の暮らしに余裕が生まれます。また、自分好みのインテリアやデザインで空間をコーディネートすることで、自分だけの「落ち着ける場所」が生まれます。こうした空間が、家族全員にとって心地よい暮らしを支えてくれるのです。

さらに、持ち家があることで地域とのつながりも深まります。ご近所との交流が広がり、子どもたちも地域の学校や友人との関係を築きやすくなるでしょう。そして、団体信用生命保険の加入による「万が一の安心感」も、家を持つ大きな魅力の一つです。

 

 

 

住めば気づく『間取りの良さ』

 

特に新築に引っ越した際、最も実感しやすいのが「間取り」の良さです。間取りが生活の使い勝手や快適さにどれほど影響を与えるかは、実際に暮らし始めてから気づくことが多いものです。

例えば、家事動線や生活動線がスムーズな間取りでは、日々のストレスが大幅に軽減されます。キッチンから洗面所への移動が近い設計や、玄関横に設けられた土間収納があると、忙しい日常の中でも効率的に動けることに驚かれる方も多いです。また、リビング階段や吹き抜けのような設計は、家族が自然に顔を合わせやすく、コミュニケーションの機会が増えると感じる方もいます。

 

 

リビングやダイニングの開放感も、新築ならではの大きな魅力です。天井が高く、大きな窓から光がたっぷりと差し込む空間は、それだけで生活が明るく、豊かに感じられます。広々としたリビングは家族が自然と集まる場所となり、温かな時間を共有できるのも大きな魅力です。

 

また、新築の収納スペースは実用的で感動するポイントの一つです。ウォークインクローゼットやパントリーは、これまで物で溢れていた生活を一変させ、すっきりと整理された空間をもたらします。さらに、階段下や壁の中を活用した隠れ収納が、生活感を上手に隠しながら使いやすさを向上させてくれます。

 

家族それぞれが個室を持てる間取りも、新築ならではの楽しみです。趣味の部屋や書斎ができることで、自分の時間を持つ喜びを感じる方も多いです。また、必要に応じて空間を仕切れる間取りは、子どもの成長やライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるため、長い目で見たときの安心感につながります。

 

 

キッチンを家の中心に配置したり、リビング横に和室を設けたりすることで、家族が自然と集まりやすくなる工夫も新築の特徴です。Ⅱ型キッチンで洗い物をしながら家族と会話を楽しむ時間や、和室で子どもがお昼寝する光景は、多くの方にとって感動的な日常となるでしょう。

 

さらに、将来を見据えた間取りも重要です。可変性のある子ども部屋や、老後を考慮したバリアフリー設計、二世帯や来客用のスペースなど、将来の生活を視野に入れた設計があると、暮らしの安心感が格段に増します。

 

 

オギ建設の家なら高性能でもっと体感

 

新築の家では、高気密・高断熱設計による快適な温度管理や、静けさを実感できる遮音性など、生活の質を向上させる工夫が随所に感じられます。雨や雷の音さえ気にならない静かな環境に驚かれる方もいらっしゃいます。

こうした設計や素材の良さを日々の生活の中で感じられるのは、新築住宅ならではの喜びです。その積み重ねが、「この家を建ててよかった」という感動につながり、豊かな暮らしを支えてくれるのです。

私たちオギ建設では、そんな感動が詰まった家づくりをお手伝いしています。理想の家づくりを一緒に実現してみませんか?

2024年11月10日

オギ建設が「許容応力度計算(構造計算)」によって耐震等級3の家を建てる理由

吹田市、摂津市、北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

この記事は、地震に強い家を建てたいと考える方はもちろん、「耐震性って本当に必要なの?」とお悩みの方にもぜひ読んでいただきたい内容です。

 

『大地震から家族と財産を守る家』に加えて

『大地震後でも暮らすことができる家』を建てることがとても重要です。

 

熊本地震から学ぶ

2016年4月14日、熊本県熊本地方で発生したマグニチュード6.5の地震では、益城町で震度7の揺れが観測されました。さらにその2日後、マグニチュード7.3の地震が発生し、益城町と西原村で再び震度7の揺れが確認されました。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/0039a2c1a07a607286e2e436393c247d4ac72ba0

 

 

 

建物損壊:約14万棟

「被災建物応急危険度判定」で立ち入りが「危険」と判定された建物は、1万2013件

 

特に注目すべきは、連続して起きた地震の影響で、初回の地震ではダメージを受けていなかった建物が、2度目の地震で倒壊したことです。築年数が比較的新しく、現行の新耐震基準で建てられた家屋でも倒壊しているケースが多く見られました。このことからも、建物の耐震性が十分であるかどうかが住宅選びにおいて非常に重要であることが分かります。

 

 

耐震等級による被害の違い

 

https://pirenoconsumer.ykkap.co.jp/earthquake-prevention/

 

熊本地震の事例からもわかるように、耐震等級が異なると被害状況も大きく変わってきます。実際、耐震等級3の住宅は倒壊や全壊が0%で、わずかに修復が必要な被害が12.5%にとどまっています。これは、耐震等級3の家がどれほど優れた耐震性能を持っているかを示しています。

 

耐震等級は1から3までの3段階に分かれており、等級3が最も高い性能を持ちます。オギ建設では、最高等級である耐震等級3の取得を標準とし、地震に強い住宅の提供を行っています。

 

 

 

許容応力度計算とは?

 

 

耐震等級を取得するためにはいくつかの計算方法があり、その中で最も安全性を確保できる方法が「許容応力度計算」です。この計算方法は、建物の各部材や構造体にかかる応力を詳細に検証し、設計に反映することで、建物全体の安全性を高めます。この計算方法は、より詳細で厳密な設計を行うため、構造設計の信頼性が非常に高くなります。耐震等級3を達成するためのこのプロセスは、地震に対する住宅の強度を確実に高めるための重要なステップです。

 

 

2025年からの耐震基準変更

さらに、2025年4月からは新たな「46条壁量規定」が施行され、木造住宅の「壁(柱)」の量が現在の基準よりも増加することが決定しています。
住宅性能表示耐震等級と構造計算での住宅の耐震性が大きく差が出てしまっているためです。

計算方式によってこれほどまで変わってきます。

オギ建設は、設計費用や構造計算のコストアップを考慮しつつも、「壁量計算の耐震等級3」ではなく「構造計算の耐震等級3」の取得を標準としています。住まい手の皆様が安心して暮らせる住環境を提供するためです。構造計算にかかる設計費用は多少増加しますが、それは「耐震等級1」と「耐震等級3」との差額にすぎません。

大地震が起きた際に
倒壊すれば命を守れません
全壊では財産を守れません
2重ローンとなってしまいます。

軽微な修理で通常の暮らしに戻れるようにしないといけない

 

地震はいつどこで起こるか予測できません。しかし、備えることはできます。オギ建設では、耐震等級3を標準とし、「許容応力度計算」を用いて精密な設計を行い、さらに制震工法を組み合わせることで、より安全で快適な住まいを提供しています。地震に対する安心感を提供することこそ、私たちが家づくりにおいて最も大切にしていることです。地震が来ないことを祈りつつ、最も備えがある住まいを目指していきます。

 

2024年11月2日

中古住宅でも実現できる!リノベーションで気密性向上の重要性

吹田市、摂津市、北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

リノベーションは、ただ見た目を新しくするだけではありません。現代の基準に合った住環境を提供し、家の性能を向上させる大切な工事です。特に、築年数が経ったお家では新築よりも経済的メリットがあり、最近は建替えではなくリノベーションを選ばれる方も増えています。

中でも「気密性」を高めることは、快適性やエネルギー効率、建物の耐久性を左右する重要な要素です。

 

 

気密性向上のリノベーション事例 ~Smart Houseに特集されました~

 

No.117(2024年11月号)10月20日発刊

今回、吹田工務店がオギ建設と共に行った中古住宅のリノベーション事例が「Smart House」誌に特集されました。この特集では、オギ建設が手がける既存住宅の気密性向上の取り組みが紹介されています。オギ建設では、リノベーションした住宅においても1棟ごとに気密測定を行い、高い気密性を実現することを目指しています。

気密施工は完成後には見えなくなってしまう部分ですが、実は住まいの快適性に深く関わる重要な性能です。

 

 

 

なぜ気密性が重要なのか?

 

気密性を高めることで、室内の空気の漏れを抑え、冬は暖かく、夏は涼しい環境を維持しやすくなります。これにより冷暖房の効率が上がり、エネルギーコストの削減にもつながります。リノベーションにおいて、気密施工は家の快適性を大きく左右する基本的なステップと言えます。

 

 

気密性向上リノベーションのメリット

1. エネルギー効率の向上:気密性が高まると、冷暖房効率が向上し、光熱費の節約が可能です。
2. 快適な住環境:隙間風がなくなり、室内温度が安定することで、より快適な住まいが実現します。
3. 室内空気の質向上:気密性を高めつつ、適切な換気を行うことで、外部からの汚染物質やアレルゲンの侵入を防ぎ、健康的な環境が維持されます。
4. 住宅の耐久性向上:しっかりとした気密施工により湿気が抑えられ、カビの発生や構造の劣化を防ぎます。

 

 

 

適切でない気密性が引き起こす問題

戦後、アルミサッシや断熱材が普及し、家の気密性が高まる一方で、中途半端な気密性の家では古民家にはなかったカビや住宅劣化の問題が発生するようになりました。

適切な気密性がないと、湿気がこもりやすく、家が腐りやすくなってしまいます。オギ建設のリノベーションでは、既存住宅を「高気密・高断熱」に改良することで、長く安心して暮らせる住まいに仕上げています。

 

 

 

気密リノベーションの施工プロセス

 

 

オギ建設は、中古住宅の気密性を高めるために、細部にまでこだわって施工を行っています。枠材や構造用合板の周囲には気密材を丁寧に充填し、隅々までしっかりと施工することで、空気の漏れを最大限に抑えています。この緻密な施工が、高性能な住まいを実現するための鍵です。

 

オギ建設のリノベーション事例からもわかるように、築年数が経過した住宅でも気密性を高めることは十分に可能です。新築だけでなく、中古住宅においても、しっかりとした気密施工を行うことで、快適でエネルギー効率の良い空間に生まれ変わります。

築年数が古いからといって諦めるのではなく、住まいを安心で健康的な場所に変えるリノベーションのチャンスとして、気密性にもぜひ注目してみてください。

 

 

 

2024年10月20日

持ち家と賃貸の比較では長期的では持ち家が有利

吹田市、摂津市、北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

『持ち家と賃貸、どちらが良いのか?』

これは永遠のテーマであり、様々な意見が存在します。WEB上でも、多くの方がメリットやデメリットについて議論がありますよね。今回はWEBで調べてみても答えがでない情報をまとめました。参考になれば幸いです。

 

 

短期的には賃貸、長期的には持ち家

どちらが正解かは、短期的か長期的かによって異なります。それぞれの立場によって、メリットが変わってくるからです。

賃貸の短期的メリット

– 気軽に住み替えができる
– メンテナンスを気にしなくて良い
– 固定資産税などの税金を払う必要がない

賃貸には短期的なメリットが多いですが、住宅ローンのような長期的な設計が必要なものもあるため、短期的な選択肢がデメリットを生むこともあります。

 

 

 

持ち家の長期的なメリット

– 経済的安定性
– 自由な暮らし
– 広い間取り
– 豊かなライフスタイル
厚生労働省資料 持家比率

持ち家の比率は年齢と共に上がっていき、特に東京23区外などの高すぎないエリアでは持ち家率が高いことが分かっています。

また、オーストラリアのアデレード大学とイギリスのエセックス大学の研究によると、「民間の賃貸住宅に住む人は持ち家の人よりも生物学的に老化が進む」との調査結果も出ています

 

https://gigazine.net/news/20240110-renting-ages-faster-than-owning-home/

 

 

中古住宅のリフォームという選択肢

 

「新築が予算的に厳しい」と感じる方には、中古住宅を購入してリフォームする手段もあります。スケルトンリフォームを行うことで、老朽化した部分をすべて取り払い、自分のライフスタイルに合わせた理想の住まいを再構築できます。この方法を使えば、初期投資を抑えつつ、新築同等の性能の住宅に生まれ変わることも可能です。

 

 

持ち家のすすめ

持ち家には、経済的な安定性や自由度など多くのメリットがあります。特に子育て世代やシルバー世代など、家にいる時間が多い世代にはその利点が十分に活かされるでしょう。

賃貸での自由は一時的なものであり、無理のない資金計画のもとで、安定した暮らしを手に入れてください。

 

オギ建設では、土地探しから建物の提案まで、時には中古住宅のリフォームも含めて、多様なプランを提供しています。最適な持ち家プランをご提案させていただきます。

 

あなたの人生において、重要な「家」を持つことは、より豊かな生活を送るための第一歩です。オギ建設では、断熱等級6以上、耐震等級3以上の高性能な住宅を提供し、将来にわたって高い満足感を実現します。お気軽にご相談ください。

2024年10月10日

喘息はつらい。秋に悪化する喘息に家ができること

吹田市、摂津市、北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

私自身も小児喘息で、冷たい空気を喉奥で吸った瞬間、「あ、やっちゃった。」と不用意だった反省とともにのどが腫れないでくれと願っていました。

秋の冷たい風を不用意に吸い込むぐらいでのどが鳴りはじめ、次の日には寝込んでしまう秋の喘息はなかなかに辛いものです。

 

 

秋は喘息の季節

秋は季節の変わり目での体調を崩しやすいだけでなく、喘息の悪化が急に増えてくる時期なのだそうです。 ブタクサやヨモギ、イネ花粉によるアレルギーや温度・湿度の変化、ダニの死期などアレルギー反応を引き起こす原因が盛りだくさん。

「キレイな空気で暮らしたい」
切に願っていました。

 

 

喘息原因に対して家ができることをまとめました

家が喘息を抑え、安心できる避難できる場所になる。

そんな家は喘息のみならず体調に不安を持っている方には最適な家です。
まずは喘息発作の原因と家ができることをまとめてみました。

 

 

朝晩の気温差が喘息を引き起こす原因

朝方になると咳で起きてしまう。と言うことがあると思います。
これは室温が朝方に下がってしまい、気管が狭まり咳が出てしまうというもの

 

 

イギリス保健省では16℃未満では呼吸器系疾患に影響があると明示されています。寝ている部屋が朝方に室温16℃未満になっているため発作がでてしまっているのでしょう。

 

 

英語ですが、冷えた空気が呼吸器にどう影響するのか?をわかりやすく説明してくれています。

 

 

断熱性能と換気システムで室温を下げない家にする。

オギ建設標準仕様の断熱等級6と同程度の家を冬期計測した室温の推移です。
大阪ではそこまで寒くなること少ないですが、-3.2℃にもなっても室温は20℃以上をキープしています。

こんな家なら朝晩の冷え込みで喉鳴りを引き起こさずいられそうですね。

 

 

秋の花粉も原因

秋にはブタクサやヨモギなどの花粉が飛散し、喘息発作の引き金となることがあります。花粉は気道に入るとアレルギー反応を引き起こし、喘息症状の悪化につながります。

これは春・秋ともに言えることですが、どの花粉が体調不良を起こすかは人それぞれです。春だけ警戒していると秋の草系の花粉での体調不良をまともに受けることになりがちです。

 

特に秋は他の原因も多すぎるため、見逃されがちなようです。
実際私も大人になるまでブタクサやヨモギの花粉アレルギーだったことを知りませんでした。大人になって血液検査を受けた際に、先生にあれもダメ、これもダメと血液検査の結果を教えてもらいました。

意外なことに杉花粉は秋にも飛んでいます。
もう絶望的ですよね。

アレジオンHP(エスエス製薬)https://www.ssp.co.jp/alesion/hayfever/calendar/

 

 

夏に増殖し、秋はダニの死骸やフンがたくさん

秋になると、夏に大繁殖したダニの死骸やフンが大量に発生し、喘息発作を引き起こす大きな要因となります。

ダニアレルギーは、生きているダニそのものよりも、ダニの死骸や糞が原因となる場合が多く、ダニの死骸やフンを含んだホコリを吸い込むことにより、喘息症状が悪化しやすくなります。

カビや細菌は、ホコリを乗り物にして室内を移動します。綿ホコリ1gの中には平均30種類、1000匹のダニが生息しています。普通の家で、5000万〜数億匹のダニがいると推測されます。

そのため、病院などではこまめな掃除を推進されています。

 

 

ホコリが溜まらない掃除しすい間取りにする

ホコリは以下のような場所にたまりやすい
・床の隅や角
・家具の高い場所や裏など
・静電気を帯電しやすいカーテン
・窓枠やドアのレール
など家のなかで溜まってしまいます。

こまめなホコリ除去を目的とした掃除が簡単にできることが何より重要になってきます。
喘息対策とふれこみですごく高い掃除機も販売されているようですが、、

その前にできることもたくさんあります。

・間取りの上でもホコリが溜まらないシンプルなつくりにする。
・適材適所に収納があったり、
・掃除道具が手に取りやすい場所にあって、家族全員がホコリ除去に参加しやすいようする。
・レールなどをノンレールタイプを選ぶ
・静電気を帯電しないリネンカーテンを選ぶ

家ができることは多くあります。
特に家づくりにおいては完成後では変えにくいところもたくさんあります。

「キレイな空気で暮らしたい」
要望にできるだけおこたえできる家づくりやリノベーションを提供していますので、お気軽にご相談してください。

 

 

 

 

2024年9月30日

大規模リフォームを失敗しないために

吹田市、摂津市、北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。大規模リフォームは、理想の住まいを実現する大きなチャンスですが、その反面リスクも伴います。しっかりと計画を立て、信頼できる業者と協力して進めることで、後悔のないリフォームを実現しましょう。

 

大規模リフォームとは?

 

大規模リフォームとは、単にキッチンを入れ替えるといった部分的な改修ではなく、長く快適に住み続けるために家全体をまるごとリフォームすることを指します。

 

特に古い住宅では、耐震性や断熱性に不安があることが多いため、構造的な補強や断熱材の追加を行い、地震対策や省エネ性能を向上させる「耐震・断熱性能向上リフォーム」などが含まれます。また、家族構成やライフスタイルの変化に応じて、間取りを変更し使いやすくする「間取り変更リフォーム」もあります。このような大規模リフォームによって、日々の生活がより快適になります。

 

 

大規模リフォームの種類

理想の住まいを実現するための大きなチャンスの反面、大規模リフォームでは後悔も起きがちです。

後悔で多いのは、
・コストオーバー
・施工内容のイメージと実際のズレ
・住み心地の予想外の変化
・工事期間の長期化による不快

 

コストオーバーの問題

古い家では、工事を進めて初めて判明する問題、例えば腐食や構造の劣化などに対応するため、思わぬ出費が必要になることがあります。そのため、最初から余裕を持った予算設定をしておくことが重要です。予算がオーバーしてしまうことで、最初に考えていた計画を妥協することになり、最終的に不満が残ってしまうこともあります。

 

施工内容のイメージと実際のズレ

設計段階では完璧に思えたプランでも、いざ工事が終わってみると「思っていたのと違う」というズレを感じることがあります。特に間取りの変更やデザインの変更を伴う場合、完成形を頭の中で正確にイメージするのは難しいものです。

 

 

住み心地の予想外の変化

水回りや美装リフォームだけに良く起きているそうです。
リフォームが終わり、実際に生活してみると、期待していた快適さが得られないことがあります。

例えば、相当の金額をかけて真新しくなったのに、快適性は変わらずトイレや洗面室を寒く感じてしまい後悔することも多いそうです。
期待した分、より残念と思われた方が多いと聞きました。

 

耐震や断熱工事の意識の少ないリフォーム会社も多いので注意が必要です。

 

 

 

リフォームの相談先によって得意が違う?

大規模リフォームを考える際には、相談する相手によって提供されるサービスや得意とする分野が異なります。それぞれの特徴を理解して、自分の目的や希望に最も適した相談先を選ぶことが重要です。

特に断熱や耐震を合わせて考えたい場合は、建築知識のある会社に相談いただければと思います。

デザインなどのことだけでなく、構造に関係するところなのでリフォームではなく新築もあわせて扱っている会社の方が得意なケースが多くなります。

 

 

SWリフォームがオススメ!

弊社ではSWリフォームも取り扱っており、これからも長く快適に暮らせるようなリフォームを提案いたします。

「お住まい断熱診断」および「お住まい耐震・健康診断」のオプション対応を通じて、現状の診断を行い、どこまで性能を向上させるべきか、どのように快適な暮らしを実現できるかを評価いたします。

 

また、気密施工を実施し、全棟において気密測定を行うことで、高い品質を確保します。さらに、手厚い保証を提供し、新築同様、もしくはそれ以上の性能を実現いたします。

失敗しない大規模リフォームを行うためには、目に見えない部分までしっかりと確認することが重要です。新築とはまた違う、まるで生まれ変わった家での暮らしをぜひ体感してください。

 

 

 

 

2024年9月18日

小学3年生の放課後に過ごす場所から考える|家の役割を考えてみる

吹田市、摂津市、北摂で新築注文住宅を建てるなら、オギ建設のスタッフです。

私たちは、引き渡し後のお客様とのアフターメンテナンスの際にお話しする機会が多くあります。そんな中で、子どもたちの成長について話題になることがよくあります。少し大きくなって、おもちゃや遊び方も変わっている子どもたちに会えることは、私たちにとっても嬉しい瞬間です。

今回は、そんな子どもたちの「放課後に過ごす場所の世代間比較」(厚生労働省調査)についてご紹介したいと思います。

 

 

 

子ども友だちの家に行くことがすごく減っている。

 

厚生労働省が小学3年生(8歳~9歳)を対象に調査を行った結果、子どもたちが放課後に過ごす場所が以前と比べて大きく変わっていることが分かりました。

 

 

調査結果を見てみると:

  • 自宅で過ごす:83.2% → 77.2%(-5%)
  • 子どもの友だちの家:50.6% → 29.1%(-21.5%)
  • 学童保育:14.0% → 26.3%(+12.3%)
  • 公園:42.2% → 34.6%(-7.6%)
  • 空き地や路地:10.1% → 4.7%(-5.4%)
  • 自然な場所:7.1% → 2.9%(-4.2%)

 

このように、学童保育の利用が増えている一方で、他の場所は全体的に減少しています。特に共働き世帯の増加により、学童保育の利用が増えているのが目立ちます。

 

特に「子どもの友だちの家」に行く割合が大きく減少しているのは注目に値します。公園と比べても約3倍の減少率です。これは、家を建てる私たちにとって、家の役割を再考する必要があるかもしれません。

 

 

 

 

コロナとの関係

この調査は2018年から2019年に行われたもので、コロナ禍以前のデータです。コロナ禍の影響を考慮すれば、さらに「子どもの友だちの家」に行く割合が減っている可能性もあります。

 

 

友だちが来やすい家をつくる?

友だちが来やすい家をつくることで、子どもたちの自然な交流を助けることも可能です。しかし、これは家族によって様々な考え方があるため、どれも正解だと言えます。

「子どもの友だちが遊びに来やすい家にしたいかどうか?」を、お家づくりの際に一度考えてみるのも良いでしょう。

 

 

同世代が住む分譲地内の魅力

同世代の子どもたちが多く住む分譲地では、自然と相互に遊びに来ることが多くなります。小学校が近くにある、大型分譲地などは子どもたちが集まりやすい環境です。

逆に、子どもの友だちが来てほしくないと考える場合は、異なる土地を選ぶ方が良いかもしれません。

 

 


 

これからの家族の在り方や、子どもたちの社会との繋がりについても、家づくりの際に少しでも考慮することが大切です。

土地探しの段階でも、お気軽にご相談ください。完成した後の暮らしについて、たくさんお話ししましょう。

2024年9月13日

「全館空調」と「個別エアコン+全館換気」どっちがいい??

吹田市 摂津市 北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

今回は、室内環境を整えるための空調設備として「全館空調」と「個別エアコン+全館換気」の違いについて、紹介します。

 

 

全館空調と個別エアコン+全館換気の違い

まず、どちらのシステムも「第1種換気」を採用しています。これは、機械で空気を吸い込み、機械で排気することで、室内の空気を熱交換しながらキレイに保つ省エネな換気方法です。

 

 

 

 

全館空調とは?

「全館空調」は、換気システムと空調機能が一体化されたシステムです。例えば「エコエアFine」のようなシステムでは、空調機が換気システムと連動して、家全体の空気をコントロールします。

 

 

全館空調のメリット

空気の流れをコントロールしやすい

全館空調では、家全体の空気の流れを自動で調整することができます。例えば、夏は天井付近の熱気を吸い込み、冬は床付近の冷気を吸い込むように切り替えることで、快適な室内環境を保ちます。

 

また全館空調では室外機が1台で済むため、外観がスッキリし、配管の露出も気になりません。

 

 

全館空調のデメリット:エアコンが壊れた時のリスク

全館空調は高性能ですが、エアコン部分が故障すると、システム全体の維持管理に不安が残ります。また、単体として高額なため、コスト面でも注意が必要です。

 

 

個別エアコン+全館換気とは?

 

「個別エアコン+全館換気」は、換気システムと空調機能を分けて使用するシステムです。建築中に天井にダクトを這わせ、空気を家全体に行き渡らせる仕組みとなっています。

 

個別エアコン+全館換気のメリット

安定性と柔軟性

換気システムはシンプルな構造で壊れにくく、エアコンは寿命が10年程度と言われており、新しい製品に買い替えることも容易です。これにより、壊れにくいものと壊れやすいものを分けて使用するというメリットがあります。

 

またコストメリットも初期費用が全館空調に比べて低く、維持管理の面でもコストを抑えることができます。

 

 

どちらを選ぶべきか?

多くのお客様から、「個別エアコン+全館換気」の室内環境でも十分だというお声をいただいています。特に、優れた断熱性能を持つSW工法を採用した家では、室内の温度差が少なく、年中裸足で快適に過ごせると評判です。

そのため、基本的には「個別エアコン+全館換気」をおすすめしますが、個別エアコンの風が苦手な方は「全館空調」を検討してみてください。

2024年9月5日

丁寧な気密施工|数値以上に『快適な住まい』のつくり方

吹田市 摂津市 北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

料理においても同じ材料を使っていても、プロが手掛ける料理には特別な味わいがあります。下処理や手間を惜しまないことで、臭みを取り除いたり、美しく仕上げたりするその技術こそ、「さすがプロ」と感じる瞬間です。
先日訪れたお店でも、知り合いをぜひ連れて行きたくなるような料理を堪能しました。

私たちが日常的に料理を作る時には、つい面倒だと感じるような工程でも、プロは惜しまず手間をかけます。その結果として生まれる料理には、思わず感動してしまうものです。そのような「美味しさ」や「美しさ」に心が動かされる瞬間を大切にしたいと考えています。

家づくりにおいても同じことが言えます。お施主様に気付かれない部分であっても、私たちは一切の妥協をせず、徹底してこだわります。プロとしての誇りを持って、どのような細部にも手を抜かない姿勢を大切にしています。今回は、私たちが特にこだわっている「気密施工」の一部をご紹介します。

 

 

 

気密施工の工夫:貫通ボルト部の熱橋(ヒートブリッジ)対策

 

 

建物の気密性能を高めるために、細部にまでこだわった施工を行っています。

例えば、貫通ボルト部は熱橋(ヒートブリッジ)となりやすく、外部と内部の温度差が原因で結露を引き起こす可能性があります。これを防ぐために、発泡ウレタンを用いてしっかりと処理を施しています。

どんなに優れた断熱材を使用しても、わずかな隙間や金属の貫通部分が適切に処理されていなければ、高断熱・高気密の家を実現することはできません。それどころか、温度差によって壁内部に結露が生じ、大切な木造部分を腐らせたり、カビの発生を招き、室内環境を悪化させることもあります。

こうした問題を防ぐためにも、オギ建設では貫通ボルトなど熱が伝わりやすい箇所には、しっかりと熱橋防止処理を行っています。

 

 

 

柱と梁の仕口部分のコーキング処理

プレカット工場から運ばれてくる柱や梁には、わずかな隙間(クリアランス)が存在します。当社では、SW工法によって壁全体で気密を確保するだけでなく、仕口部分においてもコーキングで気密性を高めています。特に、外側からの施工が難しい部分だからこそ、丁寧にコーキングを行い、壁内部への水分や空気の侵入をしっかりと防ぎます。

 

 

 

小屋断熱の徹底した気密処理


弊社では屋根断熱と小屋断熱のいずれかをお選びいただけます。間取りに応じて異なる方法を選択しますが、小屋断熱ではパネル自体で気密を確保しつつ、貫通部(小屋束部分)も発泡ウレタンでしっかりと処理しています。

小屋パネルには、壁パネルと同じく硬質ウレタンフォームを使用しています。また、梁上外断熱によって、熱を伝えやすい梁部分の影響を最小限に抑え、熱橋を防止しています。さらに、小屋断熱では低放射クロスアルミライナーシートを用いて、夏場の野地板からの輻射熱を約80%カットし、小屋裏の換気量を増やすことで、遮熱効果を最大限に引き出しています。

 

 

 

 

UA値に現れない『快適性』

 

このような手間ひまかける丁寧な施工は、UA値(外皮平均熱貫流率)には反映されません。

 

UA値は、外壁や屋根、窓などの建材の数値を設計時に組み合わせたもので、建物の外皮から室内の熱がどのくらい逃げやすいかを示したものです。しかし、施工の丁寧さや、細部へのこだわりはUA値には現れません。プロとしての誇りを持って、気密性を高めるために、見えない部分にも手を抜かない。それが荻建設の家づくりです。

「さすがプロ」と言っていただけるような仕事を目指して、私たちは一棟一棟丁寧に家を造り続けています。これからも、家づくりにおいて最高の快適性を提供できるよう、全力で取り組んでまいります。

 

 

 

2024年8月12日

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)で再度考える我が家の耐震性

吹田市 摂津市 北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

8月8日(木曜日)、宮崎県南部で震度6弱の地震が発生しました。この地震の震源地は、南海トラフ地震の想定されている震源域内に位置しています。気象庁は、この地震を受けて、南海トラフ巨大地震の発生可能性が平常時と比較して相対的に高まっていると判断し、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表しました。

 

同プレートが注意が必要なのか?
重点的に調査されている状況なのだそうです。

 

現在、地震の発生に伴う異常な現象について集中的な調査が行われており、その結果が随時発表される予定です。この一週間は、特に注意が必要とされています。実際、太平洋側に位置する旅館などでは、宿泊のキャンセルが多発している状況だそうです。このような状況を受け、多くの人々が地震に対する備えの重要性を再認識するきっかけとなっています。今後の対応として、建物の耐震性を再評価し、場合によっては建て替えを考えることも重要かもしれません。

 

 

以下は平成25年に出された南海トラフ地震時の倒壊率想定です。

築年数によって大きく倒壊率が変わることがわかります。
と言うのも法整備が時代によって変わっているためです。

 

 

 

築年数により耐震性を確認

1981年 建築基準法改正

1978年に発生した宮城県沖地震を契機に、建築基準法が大幅に改正され、新耐震設計法が導入されました。この改正により、建物が「大地震で倒壊しないこと」を目標に、設計用地震力がさらに厳格化されました。

 

2000年 建築基準法改正

耐震診断の普及や既存建物の耐震補強を促進するため、建物の耐震性能に関する規定がさらに強化されました。この時期には、耐震金具の認証や耐震等級の概念が導入されました。
過去の建物における耐震基準の問題点

 

耐震リフォーム・建て替えによる耐震等級3の実現

住宅を建て替えて耐震等級3を実現することは、住居の安全性を大幅に向上させる重要な選択肢です。耐震等級3は耐震性能の最高等級であり、大地震時の防災拠点に求められる性能と同等になります。

地震による被害から家族や財産を守るためには、建物の耐震性能が非常に重要です。しかし、現在住んでいる住宅が経年劣化によって耐震性に不安がある場合や、元々の建物の性能自体が十分でなかった場合があります。特に、古い建物は当時の基準に基づいて建てられているため、現行の耐震基準を満たしていないことがしばしばあります。

 

こうした場合、耐震リフォームを検討することも一つの方法ですが、リフォームによって得られる耐震性能が限られていることもあります。そのため、建物の状態や寿命、家族構成、ライフスタイルの変化を考慮して、建て替えを含めた総合的な見直しを行うことが望ましいです。

 

新たに建て替えることで、最新の耐震基準に適合するだけでなく、断熱性能や省エネ性能も向上させることができます。また、建て替えにより、家の間取りや設備を最新のニーズに合わせてカスタマイズすることも可能です。家族の安心と快適な生活を実現するためには、現状の住居の状態を正確に評価し、将来を見据えた最適な選択を行うことが大切です。

 

建て替えかリフォームかの判断は、専門家の意見を取り入れつつ、家族全員で十分に話し合うことが重要です。それにより、長期的に安心して暮らせる住まいづくりを実現することができるでしょう。

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