吹田市・摂津市・北摂で注文住宅をお考えなら上質デザイン住宅、注文住宅専門工務店のオギ建設

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STAFF BLOG

2024年10月10日

喘息はつらい。秋に悪化する喘息に家ができること

吹田市、摂津市、北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

私自身も小児喘息で、冷たい空気を喉奥で吸った瞬間、「あ、やっちゃった。」と不用意だった反省とともにのどが腫れないでくれと願っていました。

秋の冷たい風を不用意に吸い込むぐらいでのどが鳴りはじめ、次の日には寝込んでしまう秋の喘息はなかなかに辛いものです。

 

 

秋は喘息の季節

秋は季節の変わり目での体調を崩しやすいだけでなく、喘息の悪化が急に増えてくる時期なのだそうです。 ブタクサやヨモギ、イネ花粉によるアレルギーや温度・湿度の変化、ダニの死期などアレルギー反応を引き起こす原因が盛りだくさん。

「キレイな空気で暮らしたい」
切に願っていました。

 

 

喘息原因に対して家ができることをまとめました

家が喘息を抑え、安心できる避難できる場所になる。

そんな家は喘息のみならず体調に不安を持っている方には最適な家です。
まずは喘息発作の原因と家ができることをまとめてみました。

 

 

朝晩の気温差が喘息を引き起こす原因

朝方になると咳で起きてしまう。と言うことがあると思います。
これは室温が朝方に下がってしまい、気管が狭まり咳が出てしまうというもの

 

 

イギリス保健省では16℃未満では呼吸器系疾患に影響があると明示されています。寝ている部屋が朝方に室温16℃未満になっているため発作がでてしまっているのでしょう。

 

 

英語ですが、冷えた空気が呼吸器にどう影響するのか?をわかりやすく説明してくれています。

 

 

断熱性能と換気システムで室温を下げない家にする。

オギ建設標準仕様の断熱等級6と同程度の家を冬期計測した室温の推移です。
大阪ではそこまで寒くなること少ないですが、-3.2℃にもなっても室温は20℃以上をキープしています。

こんな家なら朝晩の冷え込みで喉鳴りを引き起こさずいられそうですね。

 

 

秋の花粉も原因

秋にはブタクサやヨモギなどの花粉が飛散し、喘息発作の引き金となることがあります。花粉は気道に入るとアレルギー反応を引き起こし、喘息症状の悪化につながります。

これは春・秋ともに言えることですが、どの花粉が体調不良を起こすかは人それぞれです。春だけ警戒していると秋の草系の花粉での体調不良をまともに受けることになりがちです。

 

特に秋は他の原因も多すぎるため、見逃されがちなようです。
実際私も大人になるまでブタクサやヨモギの花粉アレルギーだったことを知りませんでした。大人になって血液検査を受けた際に、先生にあれもダメ、これもダメと血液検査の結果を教えてもらいました。

意外なことに杉花粉は秋にも飛んでいます。
もう絶望的ですよね。

アレジオンHP(エスエス製薬)https://www.ssp.co.jp/alesion/hayfever/calendar/

 

 

夏に増殖し、秋はダニの死骸やフンがたくさん

秋になると、夏に大繁殖したダニの死骸やフンが大量に発生し、喘息発作を引き起こす大きな要因となります。

ダニアレルギーは、生きているダニそのものよりも、ダニの死骸や糞が原因となる場合が多く、ダニの死骸やフンを含んだホコリを吸い込むことにより、喘息症状が悪化しやすくなります。

カビや細菌は、ホコリを乗り物にして室内を移動します。綿ホコリ1gの中には平均30種類、1000匹のダニが生息しています。普通の家で、5000万〜数億匹のダニがいると推測されます。

そのため、病院などではこまめな掃除を推進されています。

 

 

ホコリが溜まらない掃除しすい間取りにする

ホコリは以下のような場所にたまりやすい
・床の隅や角
・家具の高い場所や裏など
・静電気を帯電しやすいカーテン
・窓枠やドアのレール
など家のなかで溜まってしまいます。

こまめなホコリ除去を目的とした掃除が簡単にできることが何より重要になってきます。
喘息対策とふれこみですごく高い掃除機も販売されているようですが、、

その前にできることもたくさんあります。

・間取りの上でもホコリが溜まらないシンプルなつくりにする。
・適材適所に収納があったり、
・掃除道具が手に取りやすい場所にあって、家族全員がホコリ除去に参加しやすいようする。
・レールなどをノンレールタイプを選ぶ
・静電気を帯電しないリネンカーテンを選ぶ

家ができることは多くあります。
特に家づくりにおいては完成後では変えにくいところもたくさんあります。

「キレイな空気で暮らしたい」
要望にできるだけおこたえできる家づくりやリノベーションを提供していますので、お気軽にご相談してください。

 

 

 

 

2024年9月30日

大規模リフォームを失敗しないために

吹田市、摂津市、北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。大規模リフォームは、理想の住まいを実現する大きなチャンスですが、その反面リスクも伴います。しっかりと計画を立て、信頼できる業者と協力して進めることで、後悔のないリフォームを実現しましょう。

 

大規模リフォームとは?

 

大規模リフォームとは、単にキッチンを入れ替えるといった部分的な改修ではなく、長く快適に住み続けるために家全体をまるごとリフォームすることを指します。

 

特に古い住宅では、耐震性や断熱性に不安があることが多いため、構造的な補強や断熱材の追加を行い、地震対策や省エネ性能を向上させる「耐震・断熱性能向上リフォーム」などが含まれます。また、家族構成やライフスタイルの変化に応じて、間取りを変更し使いやすくする「間取り変更リフォーム」もあります。このような大規模リフォームによって、日々の生活がより快適になります。

 

 

大規模リフォームの種類

理想の住まいを実現するための大きなチャンスの反面、大規模リフォームでは後悔も起きがちです。

後悔で多いのは、
・コストオーバー
・施工内容のイメージと実際のズレ
・住み心地の予想外の変化
・工事期間の長期化による不快

 

コストオーバーの問題

古い家では、工事を進めて初めて判明する問題、例えば腐食や構造の劣化などに対応するため、思わぬ出費が必要になることがあります。そのため、最初から余裕を持った予算設定をしておくことが重要です。予算がオーバーしてしまうことで、最初に考えていた計画を妥協することになり、最終的に不満が残ってしまうこともあります。

 

施工内容のイメージと実際のズレ

設計段階では完璧に思えたプランでも、いざ工事が終わってみると「思っていたのと違う」というズレを感じることがあります。特に間取りの変更やデザインの変更を伴う場合、完成形を頭の中で正確にイメージするのは難しいものです。

 

 

住み心地の予想外の変化

水回りや美装リフォームだけに良く起きているそうです。
リフォームが終わり、実際に生活してみると、期待していた快適さが得られないことがあります。

例えば、相当の金額をかけて真新しくなったのに、快適性は変わらずトイレや洗面室を寒く感じてしまい後悔することも多いそうです。
期待した分、より残念と思われた方が多いと聞きました。

 

耐震や断熱工事の意識の少ないリフォーム会社も多いので注意が必要です。

 

 

 

リフォームの相談先によって得意が違う?

大規模リフォームを考える際には、相談する相手によって提供されるサービスや得意とする分野が異なります。それぞれの特徴を理解して、自分の目的や希望に最も適した相談先を選ぶことが重要です。

特に断熱や耐震を合わせて考えたい場合は、建築知識のある会社に相談いただければと思います。

デザインなどのことだけでなく、構造に関係するところなのでリフォームではなく新築もあわせて扱っている会社の方が得意なケースが多くなります。

 

 

SWリフォームがオススメ!

弊社ではSWリフォームも取り扱っており、これからも長く快適に暮らせるようなリフォームを提案いたします。

「お住まい断熱診断」および「お住まい耐震・健康診断」のオプション対応を通じて、現状の診断を行い、どこまで性能を向上させるべきか、どのように快適な暮らしを実現できるかを評価いたします。

 

また、気密施工を実施し、全棟において気密測定を行うことで、高い品質を確保します。さらに、手厚い保証を提供し、新築同様、もしくはそれ以上の性能を実現いたします。

失敗しない大規模リフォームを行うためには、目に見えない部分までしっかりと確認することが重要です。新築とはまた違う、まるで生まれ変わった家での暮らしをぜひ体感してください。

 

 

 

 

2024年9月18日

小学3年生の放課後に過ごす場所から考える|家の役割を考えてみる

吹田市、摂津市、北摂で新築注文住宅を建てるなら、オギ建設のスタッフです。

私たちは、引き渡し後のお客様とのアフターメンテナンスの際にお話しする機会が多くあります。そんな中で、子どもたちの成長について話題になることがよくあります。少し大きくなって、おもちゃや遊び方も変わっている子どもたちに会えることは、私たちにとっても嬉しい瞬間です。

今回は、そんな子どもたちの「放課後に過ごす場所の世代間比較」(厚生労働省調査)についてご紹介したいと思います。

 

 

 

子ども友だちの家に行くことがすごく減っている。

 

厚生労働省が小学3年生(8歳~9歳)を対象に調査を行った結果、子どもたちが放課後に過ごす場所が以前と比べて大きく変わっていることが分かりました。

 

 

調査結果を見てみると:

  • 自宅で過ごす:83.2% → 77.2%(-5%)
  • 子どもの友だちの家:50.6% → 29.1%(-21.5%)
  • 学童保育:14.0% → 26.3%(+12.3%)
  • 公園:42.2% → 34.6%(-7.6%)
  • 空き地や路地:10.1% → 4.7%(-5.4%)
  • 自然な場所:7.1% → 2.9%(-4.2%)

 

このように、学童保育の利用が増えている一方で、他の場所は全体的に減少しています。特に共働き世帯の増加により、学童保育の利用が増えているのが目立ちます。

 

特に「子どもの友だちの家」に行く割合が大きく減少しているのは注目に値します。公園と比べても約3倍の減少率です。これは、家を建てる私たちにとって、家の役割を再考する必要があるかもしれません。

 

 

 

 

コロナとの関係

この調査は2018年から2019年に行われたもので、コロナ禍以前のデータです。コロナ禍の影響を考慮すれば、さらに「子どもの友だちの家」に行く割合が減っている可能性もあります。

 

 

友だちが来やすい家をつくる?

友だちが来やすい家をつくることで、子どもたちの自然な交流を助けることも可能です。しかし、これは家族によって様々な考え方があるため、どれも正解だと言えます。

「子どもの友だちが遊びに来やすい家にしたいかどうか?」を、お家づくりの際に一度考えてみるのも良いでしょう。

 

 

同世代が住む分譲地内の魅力

同世代の子どもたちが多く住む分譲地では、自然と相互に遊びに来ることが多くなります。小学校が近くにある、大型分譲地などは子どもたちが集まりやすい環境です。

逆に、子どもの友だちが来てほしくないと考える場合は、異なる土地を選ぶ方が良いかもしれません。

 

 


 

これからの家族の在り方や、子どもたちの社会との繋がりについても、家づくりの際に少しでも考慮することが大切です。

土地探しの段階でも、お気軽にご相談ください。完成した後の暮らしについて、たくさんお話ししましょう。

2024年9月13日

「全館空調」と「個別エアコン+全館換気」どっちがいい??

吹田市 摂津市 北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

今回は、室内環境を整えるための空調設備として「全館空調」と「個別エアコン+全館換気」の違いについて、紹介します。

 

 

全館空調と個別エアコン+全館換気の違い

まず、どちらのシステムも「第1種換気」を採用しています。これは、機械で空気を吸い込み、機械で排気することで、室内の空気を熱交換しながらキレイに保つ省エネな換気方法です。

 

 

 

 

全館空調とは?

「全館空調」は、換気システムと空調機能が一体化されたシステムです。例えば「エコエアFine」のようなシステムでは、空調機が換気システムと連動して、家全体の空気をコントロールします。

 

 

全館空調のメリット

空気の流れをコントロールしやすい

全館空調では、家全体の空気の流れを自動で調整することができます。例えば、夏は天井付近の熱気を吸い込み、冬は床付近の冷気を吸い込むように切り替えることで、快適な室内環境を保ちます。

 

また全館空調では室外機が1台で済むため、外観がスッキリし、配管の露出も気になりません。

 

 

全館空調のデメリット:エアコンが壊れた時のリスク

全館空調は高性能ですが、エアコン部分が故障すると、システム全体の維持管理に不安が残ります。また、単体として高額なため、コスト面でも注意が必要です。

 

 

個別エアコン+全館換気とは?

 

「個別エアコン+全館換気」は、換気システムと空調機能を分けて使用するシステムです。建築中に天井にダクトを這わせ、空気を家全体に行き渡らせる仕組みとなっています。

 

個別エアコン+全館換気のメリット

安定性と柔軟性

換気システムはシンプルな構造で壊れにくく、エアコンは寿命が10年程度と言われており、新しい製品に買い替えることも容易です。これにより、壊れにくいものと壊れやすいものを分けて使用するというメリットがあります。

 

またコストメリットも初期費用が全館空調に比べて低く、維持管理の面でもコストを抑えることができます。

 

 

どちらを選ぶべきか?

多くのお客様から、「個別エアコン+全館換気」の室内環境でも十分だというお声をいただいています。特に、優れた断熱性能を持つSW工法を採用した家では、室内の温度差が少なく、年中裸足で快適に過ごせると評判です。

そのため、基本的には「個別エアコン+全館換気」をおすすめしますが、個別エアコンの風が苦手な方は「全館空調」を検討してみてください。

2024年9月5日

丁寧な気密施工|数値以上に『快適な住まい』のつくり方

吹田市 摂津市 北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

料理においても同じ材料を使っていても、プロが手掛ける料理には特別な味わいがあります。下処理や手間を惜しまないことで、臭みを取り除いたり、美しく仕上げたりするその技術こそ、「さすがプロ」と感じる瞬間です。
先日訪れたお店でも、知り合いをぜひ連れて行きたくなるような料理を堪能しました。

私たちが日常的に料理を作る時には、つい面倒だと感じるような工程でも、プロは惜しまず手間をかけます。その結果として生まれる料理には、思わず感動してしまうものです。そのような「美味しさ」や「美しさ」に心が動かされる瞬間を大切にしたいと考えています。

家づくりにおいても同じことが言えます。お施主様に気付かれない部分であっても、私たちは一切の妥協をせず、徹底してこだわります。プロとしての誇りを持って、どのような細部にも手を抜かない姿勢を大切にしています。今回は、私たちが特にこだわっている「気密施工」の一部をご紹介します。

 

 

 

気密施工の工夫:貫通ボルト部の熱橋(ヒートブリッジ)対策

 

 

建物の気密性能を高めるために、細部にまでこだわった施工を行っています。

例えば、貫通ボルト部は熱橋(ヒートブリッジ)となりやすく、外部と内部の温度差が原因で結露を引き起こす可能性があります。これを防ぐために、発泡ウレタンを用いてしっかりと処理を施しています。

どんなに優れた断熱材を使用しても、わずかな隙間や金属の貫通部分が適切に処理されていなければ、高断熱・高気密の家を実現することはできません。それどころか、温度差によって壁内部に結露が生じ、大切な木造部分を腐らせたり、カビの発生を招き、室内環境を悪化させることもあります。

こうした問題を防ぐためにも、オギ建設では貫通ボルトなど熱が伝わりやすい箇所には、しっかりと熱橋防止処理を行っています。

 

 

 

柱と梁の仕口部分のコーキング処理

プレカット工場から運ばれてくる柱や梁には、わずかな隙間(クリアランス)が存在します。当社では、SW工法によって壁全体で気密を確保するだけでなく、仕口部分においてもコーキングで気密性を高めています。特に、外側からの施工が難しい部分だからこそ、丁寧にコーキングを行い、壁内部への水分や空気の侵入をしっかりと防ぎます。

 

 

 

小屋断熱の徹底した気密処理


弊社では屋根断熱と小屋断熱のいずれかをお選びいただけます。間取りに応じて異なる方法を選択しますが、小屋断熱ではパネル自体で気密を確保しつつ、貫通部(小屋束部分)も発泡ウレタンでしっかりと処理しています。

小屋パネルには、壁パネルと同じく硬質ウレタンフォームを使用しています。また、梁上外断熱によって、熱を伝えやすい梁部分の影響を最小限に抑え、熱橋を防止しています。さらに、小屋断熱では低放射クロスアルミライナーシートを用いて、夏場の野地板からの輻射熱を約80%カットし、小屋裏の換気量を増やすことで、遮熱効果を最大限に引き出しています。

 

 

 

 

UA値に現れない『快適性』

 

このような手間ひまかける丁寧な施工は、UA値(外皮平均熱貫流率)には反映されません。

 

UA値は、外壁や屋根、窓などの建材の数値を設計時に組み合わせたもので、建物の外皮から室内の熱がどのくらい逃げやすいかを示したものです。しかし、施工の丁寧さや、細部へのこだわりはUA値には現れません。プロとしての誇りを持って、気密性を高めるために、見えない部分にも手を抜かない。それが荻建設の家づくりです。

「さすがプロ」と言っていただけるような仕事を目指して、私たちは一棟一棟丁寧に家を造り続けています。これからも、家づくりにおいて最高の快適性を提供できるよう、全力で取り組んでまいります。

 

 

 

2024年8月12日

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)で再度考える我が家の耐震性

吹田市 摂津市 北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

8月8日(木曜日)、宮崎県南部で震度6弱の地震が発生しました。この地震の震源地は、南海トラフ地震の想定されている震源域内に位置しています。気象庁は、この地震を受けて、南海トラフ巨大地震の発生可能性が平常時と比較して相対的に高まっていると判断し、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表しました。

 

同プレートが注意が必要なのか?
重点的に調査されている状況なのだそうです。

 

現在、地震の発生に伴う異常な現象について集中的な調査が行われており、その結果が随時発表される予定です。この一週間は、特に注意が必要とされています。実際、太平洋側に位置する旅館などでは、宿泊のキャンセルが多発している状況だそうです。このような状況を受け、多くの人々が地震に対する備えの重要性を再認識するきっかけとなっています。今後の対応として、建物の耐震性を再評価し、場合によっては建て替えを考えることも重要かもしれません。

 

 

以下は平成25年に出された南海トラフ地震時の倒壊率想定です。

築年数によって大きく倒壊率が変わることがわかります。
と言うのも法整備が時代によって変わっているためです。

 

 

 

築年数により耐震性を確認

1981年 建築基準法改正

1978年に発生した宮城県沖地震を契機に、建築基準法が大幅に改正され、新耐震設計法が導入されました。この改正により、建物が「大地震で倒壊しないこと」を目標に、設計用地震力がさらに厳格化されました。

 

2000年 建築基準法改正

耐震診断の普及や既存建物の耐震補強を促進するため、建物の耐震性能に関する規定がさらに強化されました。この時期には、耐震金具の認証や耐震等級の概念が導入されました。
過去の建物における耐震基準の問題点

 

耐震リフォーム・建て替えによる耐震等級3の実現

住宅を建て替えて耐震等級3を実現することは、住居の安全性を大幅に向上させる重要な選択肢です。耐震等級3は耐震性能の最高等級であり、大地震時の防災拠点に求められる性能と同等になります。

地震による被害から家族や財産を守るためには、建物の耐震性能が非常に重要です。しかし、現在住んでいる住宅が経年劣化によって耐震性に不安がある場合や、元々の建物の性能自体が十分でなかった場合があります。特に、古い建物は当時の基準に基づいて建てられているため、現行の耐震基準を満たしていないことがしばしばあります。

 

こうした場合、耐震リフォームを検討することも一つの方法ですが、リフォームによって得られる耐震性能が限られていることもあります。そのため、建物の状態や寿命、家族構成、ライフスタイルの変化を考慮して、建て替えを含めた総合的な見直しを行うことが望ましいです。

 

新たに建て替えることで、最新の耐震基準に適合するだけでなく、断熱性能や省エネ性能も向上させることができます。また、建て替えにより、家の間取りや設備を最新のニーズに合わせてカスタマイズすることも可能です。家族の安心と快適な生活を実現するためには、現状の住居の状態を正確に評価し、将来を見据えた最適な選択を行うことが大切です。

 

建て替えかリフォームかの判断は、専門家の意見を取り入れつつ、家族全員で十分に話し合うことが重要です。それにより、長期的に安心して暮らせる住まいづくりを実現することができるでしょう。

2024年7月31日

40代からの家づくりの注意点 

吹田市 摂津市 北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

20代や30代でマイホームを手に入れ、その後の人生をその家で過ごすというイメージが強いかもしれません。しかし、近年では家づくりの若年化が進んでいる一方で、40代からの家づくりという選択肢も注目されています。

今回はそんな40代から家づくりを考えたときに知っておきたいことをまとめました。

 

 

 

 

 

40代から家づくりの留意点

 

40代というと、仕事も安定し、子育ても一段落ついている時期かもしれません。
この記事ではそんな40代の夫婦を想定した文章になっています。

20代や30代での家づくりとは少し違ったことを考える必要があります。
以下のものが違ってくる部分ではないでしょうか。

 

40代から家づくりの特徴
・家族数が決まっているので、かもしれないスペースが必要ない
・住宅ローンが終わらない定年までに終わらないかもだからより戦略的な借り方が必要になる。
・健康と美容を維持できる仕組みを取り入れる。
・住宅の資産性を含めた長期的な視野での計画をする。

では、1つずつ確認していきましょう。

 

 

家族数が決まっているので、かもしれないスペースが必要ない

40代になると、家族構成がほぼ確定している場合が多く、子供の数や親との同居の有無などが明確になっています。例えば、これ以上子供が増える予定がない場合、将来の「かもしれない」ための無駄なスペースを作る必要がありません。

現在の家族構成とライフスタイルに合った間取りを設計することで、無駄なスペースを削減できます。その分、リビングやダイニングを広くしたり、趣味の部屋やホームオフィスなど、実際に必要なスペースを充実させることが可能です。

また趣味の部屋など本当に叶えたい部屋も可能になるかもしれませんね。

 

 

住宅ローンが定年までに終わらない可能性があるため、戦略的な借り方が必要

40代で住宅ローンを組む場合、定年までに完済できるかどうかが大きな懸念となります。

例えば、45歳で35年ローンを組むと、80歳まで返済が続くことになります。返済期間や月々の返済額を慎重に計画することが重要です。短期間で完済できるローンを選ぶか、頭金を多めに用意して借入額を減らすなどの戦略が求められます。また、繰り上げ返済を活用し、できるだけ早期にローンを完済する方法も検討しましょう。

例えば、60歳以降は住宅ローンの支払額を減らせるように繰り上げ返済を優先していくなどの手法があります。

 

 

 

 

健康と美容を維持できる仕組みを取り入れる

40代からは健康維持が一層重要になります。例えば、室内の空気質や温度管理、水道浄化が不十分だと、健康に悪影響を及ぼすことがあります。家づくりにおいて、健康を考慮した設計を取り入れることが重要です。高性能な換気システムや、自然素材を使った内装、断熱性能の高い窓や壁などを導入することで、快適で健康的な住環境を実現できます。また、ホームジムスペースや、リラクゼーションルームを設けることで、美容と健康を維持するためのライフスタイルをサポートできます。

 

 

住宅の資産性を含めた長期的な視野での計画

40代からの家づくりでは、将来的な資産価値を考慮することが重要です。例えば、子供が独立した後に家を売却したり、賃貸に出したりすることを視野に入れる必要があります。資産価値を維持・向上させるために、立地条件や周辺環境の将来性をよく調査し、需要が見込まれるエリアを選ぶことがポイントです。また、リフォームしやすい間取りや、時代に合わせた設備を取り入れることで、長期的に価値のある住宅を作ることができます。
耐久性やメンテナンス費用を抑えられる家づくりを重視するのがオススメです。

 

これらのように多くのメリットもある。
少し考えたいことが増えますが、40代からの家づくりには、家族構成の確定、住宅ローンの戦略的な借り方、健康と美容の維持、そして住宅の資産性を考慮した計画が重要な特徴となります。それぞれの特徴に対する具体的な対応方法を理解し、実践することで、理想的な住まいを手に入れることができます。これらのポイントを念頭に置いて、安心で快適な家づくりを進めていきましょう。

 

 

40代からの家づくりのススメ

この時期に家を建てることには多くのメリットがあります。まず、経済的に安定しているため、若い頃に比べて資金面での心配が少ないことが挙げられます。また、自分のライフスタイルや家族のニーズが明確になっているため、理想の家を具体的にイメージしやすいです。

さらに、40代で家を建てることは、今後の人生設計においても大きなプラスになります。例えば、定年後の生活を見据えたバリアフリー設計や、省エネを考慮したエコ住宅など、将来を見据えた家づくりが可能です。これにより、年を重ねても快適に暮らせる住まいを手に入れることができます。

2024年7月22日

「冷房をつけると寒く、切ると暑い」それ家の性能のせいかも

吹田市 摂津市 北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

外にでると暑いと独り言を言ってしまう日が続いていますが、皆様体調はいかがでしょうか。

セミが鳴き散らす、この夏。
室内でも「冷房をつけると寒く、切ると暑い」
ということがそこら中で起きているのではないでしょうか?

 

 

 

それって住宅性能のせいです。

もちろん、個人の差で温度に敏感な方と言葉悪いですが、鈍感な方がいます。そして暑い温度が大丈夫な方と寒いのが大丈夫な方がいます。
今回はそのような個人の問題ではなく、エアコンのオンオフで室内温度が変わりやすい家についてです。

 

住宅性能が高い家ではそのようなことが起きにくくなります。
なぜ起ききにくくなるのか熱の正体を含めて解説していきます。

 

 

 

 

 

 

 

断熱性の低い家で起こること

断熱性の低い家で起きていることを想像していただくのに最適なのが「車」です。

買い物で車を1時間置いておくとサウナのようになりますよね。

窓が大きく日射が多いと言うこともありますが、車は家よりも断熱性、気密性ともに足りないものです。
もちろん移動手段ですからそれが当たり前なのですが、

家の場合、もちろん暑くはなりますが1時間置いておいただけでサウナのようにまでなる家はあまりないと思います。
冷蔵庫など熱を発する家電があっても車ほどは暑くなりません。

ほんとうの高気密高断熱の家は外気の影響を抑えることで、車で起きてしまうようなことが少なくなります。

夏場、日射遮蔽ができていれば、家に戻ってきたときにもまだひんやりと涼しいと感じれると思います。

 

 

エアコンを切った時に感じる温度の正体は「輻射熱」

家の場合、暑く感じさせる熱の正体は車とは少し違います。

 

 

そもそも人の温度の体感は輻射・対流・伝導の3つの要素からできています。

・壁がもわっと暑いと感じる輻射熱
・エアコンや扇風機など対流によって感じる対流熱
・熱いものに直接触れて熱が移動する伝導熱

エアコンをつけて寒く感じるのは「対流熱」であり、
エアコンを切って際に感じる暑苦しさは家の壁や床、家具などが熱を持っていることで「輻射熱」を感じているからです。

どちらが「対流熱」と「輻射熱」で優位になるかによって暑いか寒いかを感じていると言うことが推測されます。

エアコンを切ったときに感じるもわっとした暑さは家じゅうの熱が皆様にまとわりつきに来ているとお考え下さい。

 

 

 

高性能住宅では「輻射熱」を減らせる。

 

話変わって高性能住宅ではそのような家からの熱のまとわりつきが軽減されます。つまり「輻射熱」を減らすことができます。

高性能住宅ではエアコンの効きが良くなると言うことはよく言われますが、これは外気との熱の押し合いが家の中では発生せずに壁の外側で起きているので、体感として「輻射熱」を感じにくくなります。

つまり、少し寒いな。と感じエアコンを切ってもたちまちに暑く感じると言うことはありません。
夏でも高性能住宅では快適に暮らすことができるのです。

 

 

要注意は窓からの日射

 

 

とは言え、
壁からの輻射熱は止めれても大きな窓から入る日射も止めなければ、床など日射によって暖められた熱が室内温度を上げてしまいます。

大きな窓を南側や西側に設置したい方は窓ガラスを日射遮蔽タイプを選ぶようにしましょう。
日射遮蔽タイプのガラスは日射による温度の上昇を抑えてくれます。

ただ弱点としては、冬の陽射しの暖かさを感じたい方には不向きです。というのも冬の日射の熱の進入も遮ってしまいます。

冬の暖かさを大事にしたい。
夏の室内の温度を一定に保つことを大事にしたい。
ご家族によって大きく変わる暮らし方のご希望だと思いますので、

簾やオーニングなども併用しながら最適な暮らし方を探ってみてください。

 

 

 

自由な間取りを性能で支える。

 

デザインを重視したい。
性能を重視したい。

お家づくりにはたくさんの希望があると思います。
しかし、どんなデザインも使い勝手、暮らしやすさを無下にしたデザインは後悔ポイントになりがちです。

夏のエアコンのON/OFFにおいてもストレスなく暮らせるステキなお家
それがオギ建設が目指す高性能住宅での暮らしです。

 

ぜひ、いいバランスのお家をお探しでしたらお気軽にご相談してください。

 

2024年7月14日

PFAS(ピーファス)除去を考えている方へ 

吹田市 摂津市 北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

 

水は健康に影響を及ぼす。
近年、それを改めて知らしめたのはPFASではないでしょうか。

特に、水源地でのPFAS汚染のニュースは心配になってしまいます。
今回は改めてPFASについての最新情報と浄水器についてまとめていきたいと思います。

 

 

人は水でできている。

 

人間の身体は水でできているとよく言われます。

それは例えではなく、胎児では体重の約90%、新生児では約80%、子どもでは約70%~75%、成人で約60~65%が水が占めていて、本当に水分の比率が高いことがわかります。

赤ちゃんが約80%ってホントに?と思いますよね。
身体に直接取り入れる飲み水がとても重要だと言うことがわかります。

 

 

PFASが厄介な点

 

PFASが厄介なのには工業製品には必要な撥水・撥油性、熱・化学的安定性など有用な物質のため幅広い用途で使用されてきたことです。
今では12000種類を超えているのだそうです。

広く普及し、手放せなくなったところで発がん性が指摘され、特にPFASの一種類PFOSはWHOで発がん性が4段階のもっとも上位に区分されています。

水源地などでもPFAS汚染が見つかるなど、汚染が広がってしまっている部分です。

 

 

 

家全体をオール浄水をする

敷地に引き込む水道管のメーターの後に浄水器を設置することで家で使用する水をすべて浄水する方法です。新築時だけでなく、戸建てリフォーム、マンションリフォームでも使用することができます。

上記の図面では右が家、左が道路側です。
下の図では向きが逆になっています。

 

2022年にJIS規格POE形浄水器(複数水栓対応型)に統一されました。POE形浄水器と検索すると大きくメーカーから発売されているので、ぜひ比較検討してみてください。

 

 

キッチン用と浴室用に浄水器設置する

キッチンと浴室に設置する水栓ではLIXILをオススメしています。
建築資材最大手のLIXILは実は浄水器のカートリッジまで自社でつくっています。

使い続けやすく定期コースであったり、LIXILオンラインストアで購入することができます。

キッチンの水栓デザインによってカートリッジの場所や性能も変わってきますので、ご検討の際にはご注意してください。

 

 

 

 

浴室シャワー用は塩素を抑える。

今回はPFASを中心にお話しているので少し脱線しますが、
残留塩素を含んだ水道水のシャワーを使い続けると、キューティクルへのダメージを与えてしまいます。

カートリッジをスライドバー下部に格納しているので、ヘッドは軽く使いやすいです。

 

 

 

LIXILの浄水器フィルターは石と粘土を高温焼却してつくられるセラミック原料と活性炭は口に入れるものなので天然素材が相性がいいですね。

コーヒーやお茶なども味がよくなるそうです。
お家づくりの時にぜひご検討いただけたらと思います。
またリフォーム時に利用することができます。

お気軽にご相談いただけましたらと思います。

 

たかが水のこと。
されど水のこと。

 

 

PFASにご興味がある方は以下もご覧になってください。
環境省が公表している地方自治体のPFAS汚染調査の結果です。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/tokushu/20240612/pfasmap

赤色が規定以上(アメリカヨーロッパの10倍以上ゆるい規定)
黄色が規定以内
水色は報告下限値未満(安心水準)
グレーは不明(調査無)

グレーの多いこと。
これからもっと話題になりそうですね。

 

2024年7月6日

「お金が貯まったら家を建てる。」それ正解??

吹田市 摂津市 北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。

先日、お引渡しが終わり1年が経過したお客様にインタビュー行ってきました。
お家を建てる場所、建てる会社を悩んでいた当時のお話を色々お聞きしてきました。

その流れで、お家づくりの後悔についてをお聞きしました。
そこで出てきたのが「お金が貯まったら家を建てる。」それ正解だったのだろうか?
と疑問が生じてしまったことだそうです。

 

 

お家づくりでの唯一の後悔

そのお施主様は自己資金をため、準備をしてお家づくりに取り組まれてました。当時はしっかりしたお考えをお持ちだなと思っていました。

そのお施主様の口から『家づくりの後悔』で「お金が貯まったら家を建てる。」が後悔という言葉が出てきたのは驚きでした。

 

そのおかげでゆっくりと家づくりを考えられたので、オギ建設さんに出会えたと良かったことも教えてくださったのですが、

その場では感謝の気持ちがでてしまい、
後悔の本質的なことは理解できていなかったかもと思い、この記事にまとめてみたいと思います。

 

 

ケース① 3年間 住宅資金をためるケース

月々10万円にしたいとご夫婦がいらっしゃるケースを考えてみました。
これはシミュレーション想定です。

3年間、家賃6.8万円賃貸に住ながら5万円(3年で180万円)を住宅資金を貯め月々約10万円の住宅ローンを組んだ場合

なお、借入額3680万円 月々支払い100,067円 金利0.775% 期間35年

 

 

住宅取得時に借りた3680万円は7年後(起点日からは10年後)残債30,215,903円になっています。

お施主様が後悔されていたのはまさにこの点だそうです。
ケース②で詳しく説明します。

 

 

 

補足:ケース① 3年間 住宅資金をためるケース 

賃貸を借りながら、お金を貯めるのは本当に大変なこと
シミュレーションでは5万円にしましたが、皆様はいかがでしょうか。
ぜひ、皆様でもシミュレーションしてみてください。

また賃貸に住んでいるときは住宅ローンについている団体信用生命保険がない点にも留意すべきかもしれませんね。

 

 

 

 

 

ケース② 住宅資金を貯める前に住宅を取得したケース

起点日すぐに住宅取得し、同時に住宅ローンを借りた場合のシミュレーションをしていきましょう。

ケース①と違い、3年で180万円を貯めていないため、住宅ローンの借入額を3680万円に180万円を上乗せした3860万円借り入れとしています。

10年後の住宅ローン残高は28,617,516円とケース①とでは1,598,387円低くなっています。借入額自体は増えたのですが、返済期間が3年早いのでこのような結果になっています。

 

お施主様が後悔ポイントとしていたのはここです。
今は賃貸で良いかと思い、いつかは、、
と3年間お金を貯めているだけで損をしてしまった。

とお考えになられたそうです。

 

 

補足:住宅資金を貯める前に住宅を取得したケース

 

ケース①では家賃と貯金に3年間で424.8万円
ケース②では3年間で377.8万円住宅ローン支払いを行っています。
ここでも3年間で約47万円ほどの住居費軽減になっています。

 

 

 

お家取得はそれぞれ最適なタイミングがある。

「お金が貯まってから家を建てる。」という考え方は、ひとつの正解かもしれません。

ただ、今回の事例のように先に住宅取得していれば支払い負担も軽減でき同時期に住宅ローン残高も減らせているケースもあると言うことだけ知っておいてください。

もちろん、最適なタイミングは、ご年齢やお子様の有無など、それぞれの状況によって異なりますので、ご自身にとってベストな時期を見極めてご検討してみてください。

 

 

またZEHなど省エネに加え太陽光発電でより住居にかかる光熱費を抑えることも可能です。ぜひ、生活の内訳を検討しより快適でお財布にやさしい暮らしを実現してください。

 

 

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