吹田市 摂津市 北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。
料理においても同じ材料を使っていても、プロが手掛ける料理には特別な味わいがあります。下処理や手間を惜しまないことで、臭みを取り除いたり、美しく仕上げたりするその技術こそ、「さすがプロ」と感じる瞬間です。
先日訪れたお店でも、知り合いをぜひ連れて行きたくなるような料理を堪能しました。
私たちが日常的に料理を作る時には、つい面倒だと感じるような工程でも、プロは惜しまず手間をかけます。その結果として生まれる料理には、思わず感動してしまうものです。そのような「美味しさ」や「美しさ」に心が動かされる瞬間を大切にしたいと考えています。
家づくりにおいても同じことが言えます。お施主様に気付かれない部分であっても、私たちは一切の妥協をせず、徹底してこだわります。プロとしての誇りを持って、どのような細部にも手を抜かない姿勢を大切にしています。今回は、私たちが特にこだわっている「気密施工」の一部をご紹介します。
気密施工の工夫:貫通ボルト部の熱橋(ヒートブリッジ)対策
建物の気密性能を高めるために、細部にまでこだわった施工を行っています。
例えば、貫通ボルト部は熱橋(ヒートブリッジ)となりやすく、外部と内部の温度差が原因で結露を引き起こす可能性があります。これを防ぐために、発泡ウレタンを用いてしっかりと処理を施しています。
どんなに優れた断熱材を使用しても、わずかな隙間や金属の貫通部分が適切に処理されていなければ、高断熱・高気密の家を実現することはできません。それどころか、温度差によって壁内部に結露が生じ、大切な木造部分を腐らせたり、カビの発生を招き、室内環境を悪化させることもあります。
こうした問題を防ぐためにも、オギ建設では貫通ボルトなど熱が伝わりやすい箇所には、しっかりと熱橋防止処理を行っています。
柱と梁の仕口部分のコーキング処理
プレカット工場から運ばれてくる柱や梁には、わずかな隙間(クリアランス)が存在します。当社では、SW工法によって壁全体で気密を確保するだけでなく、仕口部分においてもコーキングで気密性を高めています。特に、外側からの施工が難しい部分だからこそ、丁寧にコーキングを行い、壁内部への水分や空気の侵入をしっかりと防ぎます。
小屋断熱の徹底した気密処理
弊社では屋根断熱と小屋断熱のいずれかをお選びいただけます。間取りに応じて異なる方法を選択しますが、小屋断熱ではパネル自体で気密を確保しつつ、貫通部(小屋束部分)も発泡ウレタンでしっかりと処理しています。
小屋パネルには、壁パネルと同じく硬質ウレタンフォームを使用しています。また、梁上外断熱によって、熱を伝えやすい梁部分の影響を最小限に抑え、熱橋を防止しています。さらに、小屋断熱では低放射クロスアルミライナーシートを用いて、夏場の野地板からの輻射熱を約80%カットし、小屋裏の換気量を増やすことで、遮熱効果を最大限に引き出しています。
UA値に現れない『快適性』
このような手間ひまかける丁寧な施工は、UA値(外皮平均熱貫流率)には反映されません。
UA値は、外壁や屋根、窓などの建材の数値を設計時に組み合わせたもので、建物の外皮から室内の熱がどのくらい逃げやすいかを示したものです。しかし、施工の丁寧さや、細部へのこだわりはUA値には現れません。プロとしての誇りを持って、気密性を高めるために、見えない部分にも手を抜かない。それが荻建設の家づくりです。
「さすがプロ」と言っていただけるような仕事を目指して、私たちは一棟一棟丁寧に家を造り続けています。これからも、家づくりにおいて最高の快適性を提供できるよう、全力で取り組んでまいります。