吹田市、摂津市、北摂エリアで耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設スタッフです。
吹き抜けやスキップフロアの家って素敵だけど、「冬は寒くないかな?」「地震のとき大丈夫かな?」と心配になりますよね。
先日打ち合わせのときにもお客様の実家がまさに「吹き抜けのあるリビング」だそうで、吹き抜けのせいで、リビングが寒いと実家の愚痴ををお聞きしました。
しかし、開放感たっぷりの吹き抜けリビングやスキップフロア(中二階)のあるデザインに憧れる方も多いでしょう。吹き抜けは上下階がゆるやかにつながることで空間が広く明るくなり、家族の存在を近くに感じられる魅力があります
スキップフロアも、ちょっとした遊び場やスタディコーナーとして使えて、家族と程よく繋がりながらもプライベート感を演出できる人気の間取りです。そんなデザイン性の高いお家はワクワクしますよね。

吹き抜け・スキップフロアでの断熱性・気密性の不足で起きること
吹き抜けとスキップフロアを組み合わせた開放的なリビングの実例です。天井が高く、2階の大きな窓から明るい光が降りそそぐため、家の隅々まで自然光が届きます。家族が別々のフロアにいてもお互いの気配を感じられ、コミュニケーションがとりやすいのも魅力です
ただ、こうした間取りを十分に楽しむには、住宅の基本性能がしっかりしていることが欠かせません。 吹き抜けやスキップフロアのある家でよく聞かれる心配事の一つが「冬の寒さ」です。空間が広い分だけ暖房の効きが悪く、暖かい空気が上に溜まって1階がなかなか暖まらない…といった声も実際にあります。
これは断熱性だけでなく気密性も関係しています。
少し専門的になってしまいますが、えんとつ効果というものが関係しています。
気密性が不足している場合、暖かい空気が上昇し、抜けていきます。
その空気の流れで足元から冷たい外気を引き込んでしまう現象です。

引用元:ウィキペディア :えんとつ効果
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%85%99%E7%AA%81%E5%8A%B9%E6%9E%9C
断熱性や気密性が足りない家では、吹抜けやスキップフロア全体でえんとつ効果が起きている
ため、足元には冷たい空気が流れてしまいます。
逆に言うと断熱性や気密性が十分であれば床暖房も不要になります。
吹き抜け・スキップフロアでの耐震性の不足で起きること
もう一つ見逃せないのが耐震性への不安です。吹き抜け部分は本来あるはずの天井や床が抜けているため、床(水平構面)やその周囲に柱や耐力壁を設置できず構造上不利になる場合があります。
事実、「家の中に壁や柱が少ない吹き抜けの住宅は耐震性が下がる可能性があります」という指摘もあります。デザインを優先するあまり地震に弱い家になってしまっては、本末転倒ですよね。
そこでオギ建設ではお家全体をスーパーウォール工法(SW工法)で外皮をモノコック構造(※後で説明)で形成しそもそも強い家をつくり、その上で吹抜けやスキップフロアにおいては不足しがちな床(水平構面)やその周囲の柱や耐力壁を補強することでより地震に強い家にし、吹き抜け・スキップフロアがあっても耐震等級3を確保しています。
高い性能が間取りの自由度を高める

簡単に言えば、一般的な新築住宅よりワンランクもツーランクも上の断熱性能ということですね。 断熱性能を高めた住まいでは、吹き抜け空間でも暖房の効きが格段に良くなります。冬でも日差しの暖かさと相まってリビング全体がぽかぽかと暖かくなり、家中どこにいても快適です。夏も外壁や屋根で熱を遮断するので涼しさが持続し、高い天井からシーリングファンで空気を回せば家中が均一な涼しさに保たれます。さらにオギ建設の家は気密性能(きみつせいのう)も抜群です。隙間を表す指標であるC値で見ると、一般的な住宅が約2.0㎠/㎡なのに対し、オギ建設のSW工法の家は0.5㎠/㎡以下と約4分の1しかありません
家に隙間がほとんどないということは、せっかく暖めた空気が外に逃げにくいということ。高断熱・高気密住宅なら、大空間でも効率よく冷暖房が効いて快適さをキープできるのです。

モノコック構造+制振で地震にも強い家


もう一つのポイントは構造の強さです。スキップフロアや吹き抜けのある家でも安心して暮らすために、耐震等級や構造計算もしっかりチェックしましょう。オギ建設では耐震等級3(最高等級)+制振工法を標準採用し、構造面の安全性を最大限高めています。
耐震等級3とは、消防署や警察署などと同じレベルの耐震性能で、数百年に一度クラスの大地震が来ても倒壊しない強さを持つ住宅ということです。実際、オギ建設の家づくりでは**全棟で許容応力度計算(構造計算)**を実施し、震度6強~7クラスの地震でも倒壊しないよう設計されています。
では、壁や柱が少ない大空間でもなぜそんな高い耐震性を実現できるのでしょうか?ポイントはSW工法の「モノコック構造」にあります。モノコック構造とは、柱や梁だけでなく壁・床など建物の面全体で力を受け止める箱型の構造です。オギ建設のSW工法では、柱と柱の間に入れるSWパネル自体が非常に高い強度を持つ耐力壁になっています。その強さは壁倍率4.3倍と認定されており、一般的な筋交い壁(壁倍率およそ2.0倍)の約2倍以上の耐力があります。
簡単に言えば、家の外周部をぐるりと強力なパネルの壁で囲んで一体化することで、地震の揺れにびくともしない堅牢な箱を作り上げているイメージです。こうしたモノコック構造の家なら、吹き抜けや大開口を設けても外周部で耐震性を確保できるため、間取りの自由度を高く保つことができるのです。
+制振工法で地震で傷つきにくい家へ
さらにオギ建設の家は制振性能にも優れています。耐震等級3相当のしっかりした構造にプラスして、地震エネルギーを吸収する「制振テープ」と呼ばれる特殊な粘弾性体を標準施工しています。壁の中に組み込まれた制振テープが地震時の揺れを最大で半分程度まで低減してくれるので、建物自体の被害も最小限に抑えることができます。
余震が続くような場合でも揺れが収まりやすくなるため、より安心ですよね。


デザインにこだわりたい家族こそ、性能を大事にしてほしい
デザインと性能はどちらもお家づくりで妥協したくない大切な要素です。吹き抜けやスキップフロアのあるおしゃれな間取りも、高断熱・高耐震の性能がしっかり備わっていれば、寒さや地震への不安なく思い切り楽しむことができます。実際にオギ建設では断熱等級6(希望に応じて等級7)・耐震等級3+制振という最高クラスの性能を標準とし、デザイン性と快適性・安心感を両立した家づくりを提案しています。
憧れの吹き抜けリビングもスキップフロアも、ぜひ高性能な住まいでストレスなく実現してくださいね。