吹田市、摂津市、北摂エリアで耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設スタッフです。
私は幼い頃、小児喘息を患っていました。特に冷たい空気を吸い込むと、冷刺激で呼吸が苦しくなり、とてもつらい思いをしたことを今でも覚えています。寒い冬だけでなく、春や秋の季節の変わり目、朝晩の冷え込みでも苦しんだことが何度もありました。
朝晩の冷え込みは断熱性能の影響かもしれません
断熱性の高い住まいでは、この冷え込みが和らぎ、朝晩の温度変化が穏やかになります。特に春先は、日中は暖かくても朝晩は気温がぐっと下がることがあります。「もう暖房をつけなくても大丈夫かな」と油断すると、室温が思った以上に下がってしまい、体調を崩してしまうこともあります。
また、夏でも寝るときにはちょうどよかった室温が、夜中になると暑苦しく感じることがあります。真夏の熱帯夜では、エアコンや空調のコントロールが欠かせませんが、冷やしすぎることで体に負担がかかることも。住まいの断熱性能が整っていれば、こうした極端な温度変化を和らげ、より快適に過ごすことができます。
SW工法による温度変化のシミュレーション
住まいの断熱性能が、室温にどれほどの影響を与えるのかを示したデータがあります。
一般住宅とSW工法住宅の比較データ

※2000年東京の気象データを使用し一般住宅(昭和55 年断熱基準)とSW工法(断熱等級6)の比較シミュレーション 住宅の仕様、生活スタイル、気象条件によってシミュレーション結果は異なります。
冬場、夜中に暖房を止めた場合、一般住宅では約14.3℃も室温が低下したのに対し、SW工法を採用した住宅では6.4℃の低下にとどまりました。外気温が5℃(19:00)から0℃(6:00)へと下がる中、SW工法の住宅では、より暖かさをキープできたのです。
地域によって違いはありますが、一般的な住宅では、夜中に暖房を切ると室温が10℃以下に下がってしまうこともあります。一方、スーパーウォール(SW)工法を採用した家では、翌朝も15℃程度を保つことができ、朝起きたときの寒さや、着替えの際のストレスが大幅に軽減されます。
春先は、寒暖差がより激しくなる時期。こうした断熱性能の高い住まいなら、室温の急激な変化に左右されにくく、家の中を快適な環境に保つことができます。
血圧の日内変動と季節変動について
寒さが体調に与える影響は風邪や体の冷えだけではありません。興味深い記事を見つけましたので、ご紹介します。
https://www.jhf.or.jp/topics/2014/003745/
朝日生命成人病研究所名誉所長の藤井潤氏による1,307名の患者さんの血圧データを分析した調査によると、血圧は春から夏にかけて低く、秋から冬にかけて高くなる「季節変動」があることがわかっています。特に冬場は血圧が高くなりやすく、降圧剤の増量が必要になるケースもあるそうです。
これは、寒さによって血管が収縮し、血圧が上昇することが原因の一つと考えられています。住まいの断熱性能を高め、寒暖差の少ない環境をつくることで、こうした健康リスクを軽減できる可能性があります。
家族と身体にやさしい家を選ぶ
私たちは「冬の寒さがつらい」と思うことはあっても、「春や秋の朝晩の冷え込みが体に影響を与えている」とまでは意識しないことが多いかもしれません。しかし、実際には気温の変動が私たちの体調に影響を与え、知らず知らずのうちにストレスや疲れを溜めていることもあります。
高性能な住まいに住むことで、一年を通して快適に過ごせるだけでなく、体への負担を減らすことができます。 住まいは長く暮らす場所だからこそ、家族の健康と快適な生活のために、しっかりと考えてあげたいですね。
最後になりましたが、
オギ建設では断熱等級6以上の家づくりを標準、
毎年の春先の朝の冷え込みがなくなる家を建てています。
寒さでストレスを感じない家で健康に暮らしましょう。