吹田市 摂津市 北摂で注文住宅・リフォームのオギ建設スタッフです。先日大阪市内から吹田市内へのお引越しをお考えのお客様から“水”のことを聞かれてしまいました。
飲む水には気を使っていても、日常的に利用している水道水についてはそれほど考えたことがなく、水道蛇口から出てくる水について調べ、その硬度やpHも調べてみました。
調べてみると大阪府内でもさまざま違いがあるようです。
面白くて、今回の記事に出てくる以外にも調べてしまいました。
結論的には私たちの事務所のある吹田市、摂津市は「水」も恵まれ住みやすい街なんだなと地元をより一層好きになれました。
今回利用した町の水質を調べる方法が皆様のお役立てば幸いです。
硬度・pHとは
今回調べた水質は硬度とpHです。
簡単にこの2つの水の分類について紹介しておきます。
途中から色々調べるのが面白くなってしまいデータからサンプリングしたので、わかりやすいように以下のように表に落とし込んでみました。工務店がすることではないかもしれないですね💦
硬度とは
水に含まれるミネラル(カルシウムとマグネシウム)量によって分けられます。含まれるミネラル成分が少ないと軟水、多いと硬水になります。
日本は河川の長さが短く比較的短時間で地下水が川や湖などに流れだすことが多いので軟水が多い。
軟水なら
・ミネラルが少ないので味にクセがなく苦味などを感じにくい
・乳幼児にも飲料用に適している
・ウォーターサーバーは軟水
硬水なら
・クセがあり飲みにくいと感じたりする
・汗をかいたあとのミネラル補給に適している
・合わないとお腹がゆるくなることも
pH値とは
溶液中の水素イオンの濃度を示しています。
水道水の水質基準は、pH5.8~8.6とすこし幅があり、こちらも地域性がありました。
私たちの身体は弱アルカリ性、常にpH7.35~7.45を保とうとしています。
酸性がダメ、アルカリ性がダメなどと多くの意見があるようです。健康に関することはここでは割愛しますが、pH値によってお米を炊いたときには、グルコース(ブドウ糖)量が変わるそうです。
水道水のpH値は全国均一ではないので、同じお米でも甘さが違うということは面白いですね。
炊飯液の pH の違いが飯の炊飯特性および米のタンパク質,デンプンに与える影響(日本調理科学会誌 和洋女子大学 大石 恭子 金成はるな 大田原美保 香西みどり)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience/53/3/53_197/_pdf
吹田市の水質(硬度・pH)
〇吹田市片山浄水所 硬度46 pH値7.4(平均)
〇吹田市泉浄水所 硬度45 pH値7.4(平均)
軟水と呼ばれる日本の軟水の中でもかなり軟水エリアと言えるかもしれませんね。
(参考)
コロナ前ですが、沖縄美ら海水族館のある本部町に行った際に水道水を飲んでお腹をゆるくしたことが💦しっかりと硬水でした。
沖縄県内においても差があるようです。
クセがあると感じたら水道水が飲まない方が良さそうですね。
〇千葉県福増浄水場 硬度 98 pH値 7.6
〇埼玉県吉岡浄水場 83 6.7
千葉や埼玉も硬度が高めと書いてあったので調べてみました。
関東ロームという地層に関係があるそうです。
〇静岡県 丸子新田取水場 硬度 75 pH値 7.7
こっちの水はあまいよ。
ここ正雀は琵琶湖から大阪湾にゆったりと流れる数多く流れる淀川水系安威川に面した水辺の町。
川の近くは水の温度差からか常にゆるやか風がふき流れていつも新鮮な空気を供給されている町。
吹田市・摂津市は水も良いところ
「こっちの水はあまいよ。」
地元が好きだとびいきだと自認するオギ建設です。
他エリアから吹田市・摂津市へ住み替えをご検討の際は周辺情報をたくさんご用意してお待ちしております。
お気軽にご相談ください。
水道水質データベース
http://www.jwwa.or.jp/mizu/ent_up.html#LOCAL2
補足)
原水:浄水処理を行う前の水である。天然水ともいわれる。
浄水場出口水:浄化場配水ポンプ付近の水
給水栓水:蛇口からでる水