吹田市 摂津市 北摂で注文住宅・リフォームのオギ建設スタッフです。
2022年税制改正大綱で住宅ローン控除の築年数要件が大幅に拡充されることが発表されました。
変更前 RC造25年 木造住宅20年
変更後 昭和57年以降に建築された住宅(新耐震基準適合住宅)
新築や比較的新しい既存住宅だけが受けることができた住宅ローン控除が約40年前の住宅にまで住宅ローン控除が利用することができるようになります。もっとも大きな公的住宅購入支援とも言える住宅ローン減税を使用できるかどうかはお家の購入を考えるときにも判断材料になっていたのではないでしょうか?
2022年は「中古住宅+リノベーション」で賢くお家を手に入れるお客様が増えそうです。
住宅ローン減税はどれぐらいの減税なの?
さて利用できる家が増えた住宅ローン控除ですが、やっぱり気になるのはどれぐらいお得できるのか?
という点ですよね。
簡略ですが、計算してみました。
既存住宅 平成5年築
売買価格 2000万円
年収 550万円(単独所有)
住宅ローン借入 2000万円(諸費用自己資金)
金利 0.725%
期間 35年
1月に購入した場合、
2022年 年末住宅ローン残高19,496,163円
減税枠
1年目 129,342円
4年目 125,738円
5年目 122,107円
6年目 118,450円
7年目 114,766円
8年目 111,056円
9年目 107,319円
10年目 103,554円
10年間合計 1,195,725円
※概算での計算になります。ご購入の際には不動産会社や税理士、税務署にご確認ください。
約120万円と大きな減税になる可能性があり中古住宅を検討されておられる方には朗報ですよね。(他にも諸条件がありますのでご注意ください。)
でも、そのままは寒い。
中古住宅をぐっと買いやすくなる今年ですが、室内の温熱環境を考えると表層リフォームで住むのはあまりお勧めできません。
その理由としては
・冷暖房費がかかる家だから
・寒く、暑い家だから
・劣化状況によっては長く安全に住めないかもしれないから
だから大規模リフォームやリノベーションが増えていくのではないでしょうか?
既存住宅の温熱環境
中古住宅では気密性と断熱性に問題があるお家も多くない。
断熱性の低い家とSW工法により高気密高断熱の家の違いです。
部屋の上下の温度差があるために、暖房をつけても暖かい空気と冷たい空気との空気層ができてしまっています。
また一般的な新築(省エネ等級4)お家とSW工法でのシミュレーションではこれほど温度差ができてしまっています。中古住宅ならもっと差がでるかもしれません。
中古住宅を購入する場合は劣化状況確認と併せて断熱工事が必須
外壁や屋根など大規模にリフォームするなら、断熱工事が必須かもしれません。
断熱工事には壁を壊して断熱材を入れる方法、壁を壊さずに部屋の内側から断熱材を張る方法、外壁から断熱材を張り付ける方法に開口部(玄関、窓など)を断熱性の高いものを取り換える、重ねるなど本当に色々なものがあります。
リフォーム費用を検討をつけておきながらお家さがしすると予算オーバーにもならずに中古住宅が探せるのではないでしょうか?
断熱工事は予算に合わせてお気軽にご相談してください。