吹田市 摂津市 北摂で注文住宅・リフォームのオギ建設スタッフです。
高気密高断熱にするとCO2濃度が上がって健康に害がでると動画があがっているそうです。
お客様から相談受けてGOOGLEで検索してみると「これかな?」というブログが上がってきました。
「24時間換気システム」選びに失敗すると室内環境が悪化する理由|高気密高断熱住宅のデメリット【断熱・気密・換気性能④-1】https://good-things-committee.com/column/1081
「高気密・高断熱」 批判の記事?
最初お客様からお聞きした印象は「高気密高断熱」はけしからんという論調で書かれているとばかり思っていたら、
適切換気が必要だということを強調した内容でした。
高気密高断熱の出始めならまだしも、技術的にも確立した今に批判とは?どんな強引なロジックが書かれているのだろうと早とちりでした。
よかったです。私たちも同じ意見でした。適切換気が大切。
高気密高断熱は「高気密・高断熱・適切換気」三位一体のものです。
どれ1つが抜けても望んだ結果を手にすることができません。
24時間換気システムが重要
高気密高断熱の言葉には「換気」という言葉が出てきていません。
そのため、少し軽視されているように見えます。
というのも法整備されたのが最近のために換気が義務化されていることが一般的に知られていないということもあるのかもしれません。
2003年7月15日、改正建築基準法にて換気は義務化されました。
義務化されるほどさまざまな問題が起きたいたことも間違いないのですが、、。
耐震義務化されたのが、1986年ですから耐震に比べると17年遅れました。
ちなみに住宅先進国スウェーデンでは1976年には換気システムが法制化されていましたので、日本は約30年も遅れてしまいました。
換気不足は「睡眠不足」「ハウスシック」を引き起こす。
冒頭で紹介したブログ「「24時間換気システム」選びに失敗すると室内環境が悪化する理由|高気密高断熱住宅のデメリット【断熱・気密・換気性能④-1】」では換気不足によって二酸化炭素濃度が上がってしまい、睡眠の質が下がることを紹介されています。
ブログでは二酸化炭素濃度と睡眠の質の相関関係については触れられていなかったので、少し調べてみました。
寝室内環境が睡眠の質に与える影響
以下上記論文内
20歳代 18人
50歳代 5人
被験者の自宅寝室において5日間睡眠実測調査を行った。
なんとも難解な論文に手を付けてしまったのでしょうか💦
簡単に分類すると
CO2濃度が上がるとレム睡眠の割合が増加、ノンレム睡眠の割合が減少したそうです。
※レム睡眠では、脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われている。
※ノンレム睡眠では、大脳は休息していると考えられ、脳や肉体の疲労回復に重要。
換気のために窓を開けるでは睡眠は改善しない。
寝室内環境が睡眠の質に与える影響 尾形壮行(早稲田大学)
実験では続きがあり、窓を開けたままにして換気は十分にとって就寝した場合でも音環境(騒音)と温熱環境(朝方の冷え込み)が不十分な場合は、睡眠不足(睡眠の質の低下)が見られたそうです。
一部の全く問題ないデータもあったそうですが、、。
疲れ切ってたんでしょうか?
ということで就寝時の換気のために窓を開けるのは、睡眠の質を上げることに寄与しないそうです。それほど良い手ではないかもしれません。
熱交換換気システムでの24時間換気がより大切なことだと気が付けたように思います。
ブログを読んで色々調べてみるのもいいですね。
ここまで長々と書いてきましたが、
結論は「高気密・高断熱・適切換気」がとても大事という結論は変わりませんでした。
ぜひ、お家をお考えの方は換気もすごく大事なのだと知っていただければ幸いです。
オギ建設の換気は高性能フィルターのついた第一換気・熱交換換気システムです。
睡眠の質もあげるそうです。
花粉や外気のゴミも室内に入れない仕組みになっています。
構造見学会や完成見学会で実物をぜひご覧になってください。