吹田市 摂津市 北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。
今回は、室内環境を整えるための空調設備として「全館空調」と「個別エアコン+全館換気」の違いについて、紹介します。
全館空調と個別エアコン+全館換気の違い
まず、どちらのシステムも「第1種換気」を採用しています。これは、機械で空気を吸い込み、機械で排気することで、室内の空気を熱交換しながらキレイに保つ省エネな換気方法です。
全館空調とは?
「全館空調」は、換気システムと空調機能が一体化されたシステムです。例えば「エコエアFine」のようなシステムでは、空調機が換気システムと連動して、家全体の空気をコントロールします。
全館空調のメリット
空気の流れをコントロールしやすい
全館空調では、家全体の空気の流れを自動で調整することができます。例えば、夏は天井付近の熱気を吸い込み、冬は床付近の冷気を吸い込むように切り替えることで、快適な室内環境を保ちます。
また全館空調では室外機が1台で済むため、外観がスッキリし、配管の露出も気になりません。
全館空調のデメリット:エアコンが壊れた時のリスク
全館空調は高性能ですが、エアコン部分が故障すると、システム全体の維持管理に不安が残ります。また、単体として高額なため、コスト面でも注意が必要です。
個別エアコン+全館換気とは?
「個別エアコン+全館換気」は、換気システムと空調機能を分けて使用するシステムです。建築中に天井にダクトを這わせ、空気を家全体に行き渡らせる仕組みとなっています。
個別エアコン+全館換気のメリット
安定性と柔軟性
換気システムはシンプルな構造で壊れにくく、エアコンは寿命が10年程度と言われており、新しい製品に買い替えることも容易です。これにより、壊れにくいものと壊れやすいものを分けて使用するというメリットがあります。
またコストメリットも初期費用が全館空調に比べて低く、維持管理の面でもコストを抑えることができます。
どちらを選ぶべきか?
多くのお客様から、「個別エアコン+全館換気」の室内環境でも十分だというお声をいただいています。特に、優れた断熱性能を持つSW工法を採用した家では、室内の温度差が少なく、年中裸足で快適に過ごせると評判です。
そのため、基本的には「個別エアコン+全館換気」をおすすめしますが、個別エアコンの風が苦手な方は「全館空調」を検討してみてください。