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住宅の省エネ化が進む中、高断熱化が進んでいます。
10月からは断熱等級6,7も創設され、省エネ≒断熱化という流れができているように思います。
断熱性能を上げることで「省エネ化」される。
実はそれ程単純な話ではないのです。
1970年代「ナミダダケ事件」とは
オイルショックは1973年秋、第4次中東戦争の勃発に伴うアラブ産油国(OAPEC)の石油戦略により、石油価格が高騰して、世界経済に大きな衝撃を与えたこと。オイルショックは安価なアラブ原油に依存していた西側先進工業国の燃料不足、原料不足をもたらし、生産が低下して急激な物価上昇となった。
暮らし方においても原油価格が急上昇は住宅の冷暖房費を抑える『高断熱化』を促し、断熱材をそのまま壁の中に押し込みました。
そして、起きた「ナミダダケ事件」
暖房で暖められて湿気を含んだ空気は、壁や床下に詰め込まれていたグラスウールの中に侵入し、侵入した空気は冷やされ、水分を抱けなくなり、結露水と水になってしまいます。
この水がとても重要で、水と木と空気があれば腐朽菌は繁殖してしまいます。
断熱材に湿った空気を入れないこと、
つまり気密性がとても重要だと言うことが分かった事件となりました。
あれから50年近くたち
すこし風化してしまっているのかもしれません。
50年が経ち、、
断熱には気密施工が必要だと言うことで、平成14年までは地域ごとに気密の最低基準がありました。
関西ではC値5cm2/m2というゆるゆるの基準。
しかし、平成14年以降基準は無くなってしまいました。
一部の会社を除き、基準を満たしている会社は多いそうです。
平成14年の基準ですから守れていてもなかなか微妙なラインなんですが、、
基準は無くなっても気密が大事なのは変わらない。
気密が必要なかったのではなく、基準を検査する体制が整わなかったからではないと言われています。
原油高になると高断熱化される流れは石油ショック当時と同じよう。
今回の高断熱化に気密性が伴っているのか?
お家を建てるときには全棟気密測定をしている会社なのか?
必ず確認したほうが良さそうです。
世界基準は気密性もしっかり
高断熱化を進める環境先進国のヨーロッパでは気密についても基準があります。平成14年まで日本にあった基準とは比べようもないほどの基準。
高断熱化には高気密化がセットです。
オギ建設では一棟一棟気密測定を行ない、気密保証をしてお引き渡ししています。
毎月、完成見学会、構造見学会を開催しております。
気密性への高い技術力を、ぜひ体感にいらしてください。