吹田市、摂津市、北摂で新築注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。
2025年度の補助金が発表されました。
今回も住宅補助金の穴を解消できるよう、11月着工分から対象になっています。
そして、
今回の補助金制度にはGX志向型住宅という新しい性能分類ができました。
聞きなれない分類ですし、すこし複雑に感じてしまうかもしれませんね。
この記事ではできるだけわかりやすく2024年との違いも含めて解説していきます。
今回の補助金制度は、2030年度「新築住宅ZEH水準基準の省エネルギー性能の義務化に向けた本気さを感じます。
2022年4月に断熱等級5が新設され、以降、断熱等級6、7新設
とともに2023年10月 長期優良住宅の改正
2025年4月建築基準法改正(予定)など
省エネ、耐震ともに住宅性能が大きく引き上げられ続けています。
そして、2030年4月に予定されているZEH水準(断熱等級5)が予定されています。
そのため2025年の子育てグリーン住宅支援事業は、この流れを推進させる目的をになっています。新築住宅の性能によって補助金額が大きく変わる特徴があるので、補助金額の差を見るだけでなく、将来を見越した住宅性能を検討するようにしましょう。
完成してから補助金額を知った。
とならない家づくりを目指しましょう。
子育てグリーン住宅支援事業について
「住宅省エネ2024キャンペーン」に引き続き、国土交通省、経済産業省及び環境省の3省がそれぞれ取り組む住宅の省エネリフォーム等を支援する補助制度を、ワンストップで利用可能になる予定です。
2.【リフォーム】先進的窓リノベ2025事業 予算1,350億円
3.【新築・リフォーム】給湯省エネ2025事業 予算580億円
国土交通省の情報は以下を参加ください。
https://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_001249.html
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001845830.pdf
3省合同する補助金制度のため条件はあるものの併せて申請することができます。この記事は子育てグリーン住宅支援事業を中心に解説しますが、「住宅省エネ2024キャンペーン」同様に一つのホームページで紹介されわかりやすくなる予定です。
住宅省エネ2024キャンペーン https://jutaku-shoene2024.mlit.go.jp/
予算終了になったら期間途中でも終わる補助金制度
住宅補助金制度は期間、補助金予算終了によって終了します。
下記は2024年子育てエコホーム支援事業の予算推移です。
予算の終了がわかりやすいように公表されています。
2025年子育てグリーン住宅支援事業は2024年子育てエコホーム支援事業よりも同等もしくは少し減る可能性があるため、予算終了には十分に気を付けてください。
子育てグリーン住宅支援事業の説明
子育てグリーン住宅支援事業は住宅性能によって補助金額や受け取れる対象世帯が変わってきます。まずは以下をご確認ください。
住宅性能を中心に整理すると以下になります。
対象 | 補助金額 | |
GX志向型住宅 | すべての世帯 | 160万円/戸 |
長期優良住宅 | 子育て世帯等 | 80万円/戸 |
建替前住宅等の除却を行う場合 | 100万円/戸 | |
ZEH水準住宅 | 子育て世帯等 | 60万円/戸 |
建替前住宅等の除却を行う場合 | 80万円/戸 |
※子育て世帯等:「18歳未満の子を有する世帯(子育て世帯)」又は「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯(若者夫婦世帯)」
※GX志向型住宅は環境省管轄、長期優良住宅、ZEH水準住宅は国土交通省管轄となります。
長期優良住宅・ZEH水準住宅では「18歳未満の子を有する世帯(子育て世帯)」又は「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯(若者夫婦世帯)」に該当しない場合は、補助金対象とならないことにご注意してください。
上記の方はGX志向型住宅を前提にお家づくりを進めていくのが良いではないかと思います。GX志向型住宅についてより深く解説していきます。
GX志向型住宅 主な要件
GX志向型住宅は、
下記の①、②、③にすべて適合する住宅
①断熱等性能等級「6以上」
②再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」
③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」
オギ建設では標準仕様で①をクリアします。
③についてもZEH同様の仕様で可能なので、あまり高くないハードルと言えるでしょう。
さて、問題は②の再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」となります。
再生可能エネルギーとは一般的に太陽光パネルシステムのこと
太陽光パネルをのぞいた一次エネルギー消費量とは、暖冷房設備+換気設備+給湯設備+照明設備+家電などのエネルギー消費合計のこと
つまり、生活において使用するエネルギーを、一年当たりのエネルギー量(メガジュール/年)で表し、省エネ性能が高い住宅ほど一次エネルギー消費量の数値が小さくなります。
断熱等級4(省エネ基準)よりも太陽光パネルをのぞいた一次エネルギー消費量を35%以上削減できる住宅が②に適合となります。
省エネな住宅なので電気代も大きく削減が期待できます。
ちなみにZEH基準が再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「20%以上」なことと比較すると省エネ性能に優れていることがわかるかと思います。
窓の配置や大きさによって太陽光の日射取得に影響があります。
そのため、間取りによって適合しているかどうか毎回確認する必要があります。
オギ建設では注文住宅をメインに建築している会社のため適合可能なように設計することができます。
もっとも最適な住宅は何なのか?まずはそこからお聞きできればと思います。