吹田、摂津市 北摂で注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。
リノベーションで壁などを解体中の現場が進行中です。
当時の住宅建築を見て取れる生きた教材
そして、何十年も経っているのに、雨漏り、結露跡もない。
当時の建築された大工をはじめ職人たちの技術と手間ひまをかけて建てられたこと、
そしてお住まいになられていた住人さんのメンテナンスが行き届いたお家であることがすごく伝わってきます。
構造部分の保存状態『良』
当時は透湿が重視されていたことがわかります。
暮らしていく中で、料理、洗濯物、お風呂などたくさん湿気は出ます。
そんな湿気を含んだ空気をどう室内側から吐き出すかと言う問題に、今のような換気システムが不十分な中で先人たちの知恵が見えます。
野地板は無垢杉で、透湿抵抗値を低いものを使用し
ある意味フィルターのように湿気だけを吐き出すのだそうです。
実際、屋根裏の金具がさびていない。
ところも見ると屋根裏は湿気がたまっていなかったようです。
木はまだまだ何十年と大丈夫そう
古民家カフェなどにいくと真っ黒になった木なども見ます。
健全な環境にあったこれらの木はまだまだ大丈夫そうに見えます。
この状況なら現在の法令に即した工事を行うことで、
長く安全に暮らしていける家になりそうです。
築年数ではなく、健全なものを購入するようにしてください。
中古住宅を探しているとき、
健全な住宅かどうか?を判断するときに築年数から安全性が高いかどうか、
考えてしまうことがあると思います。
しかし、実は先日、Twitter にショッキング投稿がありました。
https://twitter.com/nilimarchi/status/1675746441791168512
ショックなことは、このお家は築6年未満だということ。
すこし調べてみたのですが、これは瑕疵担保の範囲外で、修復費などは施主責任になるのだそうです。
施工した会社にも、保険適用がないことにも、こんなことがあるのだと愕然とします。
法整備がほんとうに足りない。
そのため、中古住宅の場合は各建物ごとにかなり状態に差があります。
築年数だけに頼らず、早めに建築会社に相談するように
住宅を購入してリノベーションを行う場合は、早めに建築会社に相談してください。