吹田市・摂津市・北摂で注文住宅をお考えなら上質デザイン住宅、注文住宅専門工務店のオギ建設

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2025年1月18日

阪神淡路大震災から30年 耐震+制振について改めて考える

吹田市、摂津市、北摂エリアで、耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設です。

 

1月17日。この日は30年前に阪神淡路大震災が起きた日です。あの日、多くの命が失われ、多くの家庭が壊れてしまいました。あの悲劇を二度と繰り返さないために、今、私たちは住まいの耐震について改めて考えるべきではないでしょうか?

https://weathernews.jp/s/topics/202501/160195/

 

 

 

 

当時の地震と倒壊の理由

1995年の阪神淡路大震災(マグニチュード7.3)は、都市部を襲った大地震でした。特に、1981年以前の旧耐震基準で建てられた住宅が多く倒壊しました。

これらの建物は、接合部の強度不足や耐力壁の配置の偏り、基礎の弱さが原因で揺れに耐えられませんでした。被害は甚大で、多くの方々が住まいを失いました。

 

https://atrescue.jp/blog/kiso/earthquake/hanshinawaji

 

 

 

震災直後へ多くの建築関連の研究者が赴き調査した結果。
接合部の強度不足や耐力壁の配置の偏り、基礎の弱さだけでなくシロアリ被害、結露による腐朽も関係していたことがわかりました。

リフォームなどの現場においても躯体部分の劣化を見ることは少なくありません。

 

 

阪神大震災での研究一例

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjeez/7/3/7_158/_pdf

 

 

 

 

耐震基準の変移

阪神淡路大震災の教訓を受けて、2000年に建築基準法が大幅に改正されました。この改正では、木造住宅の接合部に金物を使うことが義務付けられ、基礎と木の抜けを避けるためアンカーボルトの使用するよう求められました。

さらに、住宅性能表示制度が導入され、耐震等級1・2・3という基準が新設されました。耐震等級3は、消防署や警察署などの重要施設と同等の耐震性能を持つものとされています。

 

また、耐力壁の配置バランスが明確に規定され、建物全体で地震の揺れに耐える設計が重要視されました。
これが2025年4月までの現行耐震基準となります。

 

 

 

2025年の「4条特例」廃止

そして、2025年には「建築基準法第4条特例」が廃止される予定です。この特例は戦後住宅不足を早期に解消するために木造住宅の申請業務を省略化した特例でした。

2025年4月にその特例が縮小される予定です。(長い特例ですね。ちなみにオギ建設では今も特例を使用せず、全棟許容応力度計算を行ないます。)

廃止により、延べ面積500㎡未満の木造建築物も構造計算が義務付けられます。これまで簡易な設計で済んでいた部分にもしっかりとした耐震性能が求められるようになり、より安全な住まいが増えることが期待されています。

 

 

各耐震基準の実力

 

https://biz.tokyo-gas.co.jp/kodate/trend/201909/equipment.html

 

2016年の熊本地震(マグニチュード7.3)では、新耐震基準(1981年導入)や2000年の新々耐震基準で建てられた建物が多く残りました。特に、耐震等級3の住宅では倒壊がほとんど見られず、大きな揺れにも耐えたことが確認されています。

 

上の表では、左が倒壊、右が無被害と右に行けば行くほど被害が少ないことがわかります。

旧耐震基準の家が無被害39棟5.1%であるのに対して、2000年基準、耐震等級3は14棟87.5%、そして軽微な被害が2棟あるだけで軽微なリフォームで暮らし始めることができます。

地震のたびにその性能が実証される耐震等級3ですが、揺れを耐えるだけではなく、家族の命や財産を守るための最良の選択肢です。

 

また抜けてはいけないのは耐震性能とともに経年による劣化の視点です。性能劣化を遅らせることが重要です。結露による劣化を引き起こさせない壁構造にすることをオススメします。

オギ建設では断熱材に30年の無結露保証付き断熱材を使用しています。その断熱材自体の性能で家の性能低下を抑えることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

制振技術の進化

耐震性能に加え、地震エネルギーを吸収・減衰させる「制振工法」が近年注目されています。この工法は、建物内部に設置したダンパーやテープが揺れを軽減する仕組みで、繰り返しの余震や中規模地震でも建物や家具の損傷を抑える効果があります。

特に耐震等級3と制振工法を組み合わせることで、揺れに耐える強さと損傷を最小限にするしなやかさを両立した、より安心な住まいが実現します。

制振テープなしと制振テープありでは揺れが小さくなっていることがわかります。

ダンパーと制振テープなど制振技術にはいくつか方法がありますが、メリットデメリットがあるので、こちらは改めて記事にしていきたいと思います。

 

 

 

地震保険と二重ローンのリスク

地震による損傷を最小限に抑えることが重要なのは、地震保険が必ずしも十分な補償をしないケースがあるからです。被害が大きい場合には、修理費用や建て替え費用がかさみ、住宅ローンを抱えたまま二重ローンに陥るリスクもあります。

私の知り合いにも、阪神淡路大震災で被害を受けた家を建て替えたご両親の住宅ローンを引き継いだ友人がいます。家族を守るための早めの決断だったとはいえ、その負担の大きさを聞くと、事前の備えがいかに大切かを痛感します。

 

地震は避けられませんが、被害を最小限に抑えるための準備は可能です。耐震等級3+制振工法を採用した住宅は、家族の命と財産を守る最良の選択です。私たちオギ建設では、お客様の予算やニーズに合わせて最適な住まいづくりをご提案しています。

 

震災から30年を迎える今、もう一度住まいの安全について考えてみませんか?
地震のニュースを見るたびに不安になるのではなく、家に居れば安全だと思える家を建てませんか?

常日頃のメンテナンスも含めてお家を通して一生のお付き合いをさせていただけるオギ建設。耐震や制振についてのご相談は、いつでもお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

 

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