吹田市・摂津市・北摂エリアで耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設スタッフです。
ここ最近も熊本県でマグニチュード5.8の地震が起き、関西でも油断できない状況が続いています。
「地震に強い家がいい」という声をよくいただきますが、
具体的に何を基準に選べばいいのか迷われる方も多いと思います。
今回は、耐震等級の基礎知識から、等級を高めることで得られるメリット、
そしてオギ建設が大切にしている“直下率”についてまとめました。
これから家づくりを検討している方は、ぜひ参考にしてください
耐震等級について
まず「耐震等級」とは、地震が発生した際、倒壊や損傷のしにくさを3段階の等級で評価する項目のことを指します。

2016年4月に発生した熊本地震(最大震度7)では、住宅性能表示制度を利用した木造住宅のうち、耐震等級3に当てはまる建物に大きな損傷は見られなかったという調査結果も出ています。また住宅性能表示制度が創設されてからの木造建築の被害状況を比較しても、建築基準法レベル※で無被害だった建物が6割にとどまるのに対し、等級3では9割近くの建物が無被害でした。
※住宅性能表示未取得物件(平成12年6月〜)及び等級1のものを表します。
(出典:国土交通省「熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会」報告書)
耐震等級を高めることについてメリット
1. 地震で倒れにくく、家族を守れる
耐震等級が高いほど、建物が受ける揺れに強くなり、倒壊や大きな損傷を防ぎます。
大地震でも「中にいる人の命を守る」ことを目的に設計されているため、
小さなお子さまのいるご家庭でも安心です。
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2. 地震後の“生活の支障”が少ない
倒れなくても、
• ドアが閉まらない
• サッシがゆがむ
など、地震後は生活できないほどのダメージが出るケースが多いです。
耐震等級が高い家は建物の変形を抑えられるため、
地震後も普段どおりの生活を続けやすいのが大きなメリットです。
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3. 修繕費のリスクを下げられる
建物がゆがんだり壊れたりすると、補修費が数十万~数百万円かかることも。
耐震性能を高めることは、
長い目で見ると家計の負担を減らすことにもつながります。
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4. 資産価値が落ちにくい
近年、中古住宅市場でも「耐震性」は大きな評価ポイントです。
耐震等級が高い住宅は、
売却・賃貸など将来の選択肢においても有利になります。
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5. 地震保険が安くなる場合がある
耐震等級2・3に対応した住宅は、地震保険料が割引される制度があります。
長期的に見ると、より経済的な家になるのもメリットです。
オギ建設の耐震についての考え
耐震の話を進めていく中でオギ建設は直下率(ノリ)というのを大切にしています。
地震対策の観点から非常に重要で、適切な直下率を確保することで家の耐震性能を向上させることが可能だからです。

間取りの打合せ段階ではこの直下率も考えながら打ち合わせを進めています。
また、先ほどの耐震等級についてですが「壁量計算」と「許容応力度計算」を状況に応じて違う計算方法で耐震等級3を取得しています。
耐震等級は、地震に強い家をつくるうえで欠かせない大切な指標です。
等級を上げることで、日々の安全性が高まるのはもちろん、
資産価値の維持や地震保険の優遇など、暮らしに直結するメリットも多くあります。
オギ建設では、間取りのご提案段階から「直下率」を重視し、
地震に強い構造を確保できるよう、細部まで丁寧に設計を行っています。
これから家づくりを検討されている方は、耐震性能にもぜひ注目してみてください。
家族の安全と暮らしを守る、後悔しない家づくりにつながります。

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