吹田市 摂津市 北摂で注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。
最近中古住宅を購入しリノベーションをお考えのお客様からのお問合せが増えています。土地価格が上がっていることもあり、住みたい街で中古住宅+リフォームと言うのも選択肢になっているようです。
さて、そんな中古住宅ではいくつか注意が必要です。
1.劣化状況は必ず確認しましょう。
2.断熱性・省エネ性は足りていないかもしれない。
今回は特に1.劣化状況について中古住宅を購入する際に気を付けていただきたい点をまとめました。
中古住宅を買ってリフォームをお考えの方の参考になれば幸いです。
劣化状況は必ず確認しましょう
劣化状況はお家ごとにかなり差があります。築年によって一概に考えるのは危険。
購入しようと気になる物件は必ず劣化状況を確認するようにしましょう。
特に基本構造部分と呼ばれる部分に問題があると建物にとっては致命的になることもある部分なので注意が必要です。
※「基本構造部分」は、住宅の基礎、基礎ぐい、壁、柱、小屋組、土台、筋かい、床版、屋根版、梁(はり)、けたなど、「住宅の構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」のこと
基礎のクラックを調べよう。
お家の外から基礎を見ると画像のような基礎を見つけられるかもしれません。
通気口周辺などは割れやすくなっているので注意して見てあげてください。
基礎の表面にはモルタル仕上げという薄いコンクリートのようなものが塗られています。モルタルは強度のためではなく美観上仕上げのために塗られているので、このモルタルが割れているだけならそれほど問題ではありません。
ただ、奥の基礎のコンクリート部分が割れていると中の配筋がさびてしまい、強度が下がってしまいます。
基礎クラックのある中古戸建を検討されている場合は、建築会社に状況を確認しましょう。
劣化状況によって最適な工法を提案します。
公共工事やマンションなどの大規模修繕などでもクラック対策として使用されているのがアラミド繊維をエポキシ樹脂で基礎のコンクリート表面に接着固定する方法があります。
劣化状況によって最適な工法が違うため、気に入った中古戸建に基礎のクラックがある場合はお気軽にご相談してください。
水の侵入による劣化を調べよう。
中古戸建によってもっとも問題になるのが水の侵入です。
つまり雨漏りです。
新築時から10年以内に発生した保険事故発生部位の割合では93%が外壁・屋根からの雨漏りだそうです。
そのうち、
外壁面29.3%
外装開口部(窓まわり)25.7%
屋根22.4%
バルコニー15.9%
と意外かもしれませんが、屋根よりも外壁面や窓まわりなどからの雨漏りが多くなっています。
壁の中の雨水の侵入はわかりにくいにも関わらずです。この状態になっていることを考えると中古戸建を購入する際にも壁からの雨漏りがあるかもしれないとお考えいただく方がいいかもしれません。
雨によって構造部がスカスカに、、ということもあるかもしれません。
雨漏りの履歴や壁紙が変に剝がれていないか?
可能であれば住宅診断士さんに床下などを確認してもらった方がいいかもしれません。
また「雨漏りを発見した場合はどうするのか?」契約書にはどのように書かれるのか?十分に確認しておきましょう。
売り出されている中古戸建は売主さまのご希望で「雨漏りを発見した場合はどうするのか?」が決まっていることが一般的です。
中古戸建を購入する場合は、十分な検討を
一般の方が売主になっている場合、建物の問題について若干なあなあになっているのが一般的です。
契約書に書いてあってもその通りに履行されない。などのトラブルは発生していることが多く、多くの不動産取引の場合「売主は責任をとらない」という買主負担になっているケースも多くあります。
建物については土地の2の次となることも多い不動産取引ではある程度仕方のないことかもしれませんが、住宅の取得費用に直接関係をすることのため、十分に検討する必要があります。
どれぐらいの修理費用が必要なのか?
吹田市、摂津市、北摂エリアで中古戸建を検討されているお客様はお気軽にご相談してください。