地域の木材を使用した家づくりをすることで、補助金助成制度を利用できることはご存知でしょうか。
さまざまな地方振興の補助金を利用することで補助金総額は大きな助けになることもあります。
この記事ではそんな地域材を利用することで都市部である吹田市、摂津市でも受けられる補助金をまとめました。
地域型住宅グリーン化事業
「長期優良住宅」や「ゼロ・エネルギー住宅」といった耐久性や省エネ性に優れた高性能住宅を建てる際に、国の採択を受けたグループのメンバーである工務店で住宅を新築する場合に、助成される補助金です。
弊社オギ建設は「関西 家・街プロジェクト協議会」に参加しています。
https://builder.chiiki-grn.jp/contents/builder.php?p=1&PrefId=27&CityId[]=1114&MemberId=12718
●地域型住宅グリーン化事業の補助金額
長寿命型(長期優良住宅) 上限110万円+α
高度省エネ型 上限70万円+α
ゼロ・エネルギー住宅型 上限140万円+α
これらの主要構造部に各グループが定める地域木材を使用することで上記の補助金が受けることができるようになります。
長期優良住宅
ゼロ・エネルギー住宅
ゼロ・エネルギー住宅とは、高性能断熱や高効率な設備などによって「住宅の消費エネルギー」を「減らす」ことと、太陽光発電などで必要なエネルギーを「創る」ことで住宅で使う消費エネルギーの量を「0:ゼロ」にした住宅です。
補助金加算-地域型住宅グリーン化事業
地域型住宅グリーン化事業には上記以外にも「地域材」の過半を使用することで増額することができます。
①地域材加算20万円
②三世代同居加算30万円
③若者・子育て世帯加算30万円
加算は重複することができません。
②三世代同居加算:
調理室、浴室、便所又は玄関のうちいずれか2つ以上を住宅内に複数箇所設置する場合に加算
③若者・子育て世帯加算:
補助対象の住宅の建築主が、年度当初(令和 3 年 4 月 1 日)時点で40歳未満の場合、または、年度当初(令和 3 年 4 月 1 日)時点もしくは交付申請日時点で建築主が18歳未満の子供と同居している場合に加算
②③の方が加算金額が多いので当てはまる場合は②③を選ぶ方が良さそうです。
近畿の地域材使用 補助助成制度について
また地域材を使用することで補助助成もあります。
近隣地域の補助制度についても紹介させていただきます。予算が終わり次第が多いです。
「おおさか河内材」の補助金制度
大阪府
https://www.city.kawachinagano.lg.jp/soshiki/17/54967.html
京都の木のまち拡大事業(緑の木のまち拡大事業)
京都府
https://www.pref.kyoto.jp/kyotorinmu/rinmu/1349853997290.html
紀州材で建てる地域住宅支援事業
和歌山県
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/000600/shien_d/fil/R03shiensaku.pdf
奈良の木を使用した住宅への助成制度
奈良県
http://www.pref.nara.jp/27797.htm
地域材 補助金 まとめ
木材の輸入率は年々下がっていると言われています。
その分国産材の使用率は増え続けています。
お施主様も地域材を使用した住宅をご希望される方が増え、そして林業家と地域の工務店も地域材を使用することを推奨しています。
ひと時は地域材は高いとのイメージがありましたが、今では良質で手に届きやすい価格になってきています。
地域材を循環することで、次世代に健全な山を残し、安定的な木を供給する。そんな大きなメリットに少し寄与しながら、補助金をうまく利用し、賢くお家を建てませんか?
各補助金等申請には細かい条件などあります。
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