吹田市、摂津市、北摂エリアで耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設スタッフです。
外を歩くと金木犀の香りがふわっと香る秋らしい気候になってきましたね。
今回は最近人気の「回遊動線」についてメリット・デメリット、そして実際に暮らしてみて感じたことをお伝えしていきます。
そもそも回遊動線って?
回遊動線とは、家の中でぐるっと1周できるように設計された動線のことです。
キッチン→洗面→脱衣室→クローゼット→リビング→キッチンなど行き止まりがなく、家事や移動がスムーズにできる設計のことです。
最近では共働き世帯や子育て世代を中心に「家事効率を上げたい」「家の中の移動を短くしたい」と理由で選ばれることが増えています。
私自身もオギ建設で家を建てる際にこの回遊動線を取り入れましたが、これは本当に取り入れて良かった!!と思っています。
回遊動線のメリット
・家事を同時進行しやすく効率アップ
動線上に家事ポイントがあることで、「煮込み料理の間にちょっと洗濯の片づけ」「料理をしながら洗面を少し掃除」など複数の家事を
スムーズにこなすことができ、時間の使い方に余裕が生まれます。
・家族が渋滞することがない
朝の忙しい時間帯に洗面やクローゼットが混雑しがちなご家庭も多いと思います。
回遊動線なら、裏ルートがあることで渋滞をさけやすく家族の動きが自然と分散されます。
回遊動線のデメリット
・通路のスペースが必要
動線となる通路が絶対に必要なので、そのぶんリビングやキッチンなど上手く設計しないとどこかが犠牲になります。
・収納スペースが減る
動線を確保するためにも壁面収納など取りにくいケースもあります。
実際私の家がコレで通常より収納スペースが減っています。
我が家の図面で詳しくみていくと

キッチン→洗面脱衣→ファミリークローゼット→リビングと1周できるようになっています。
また、ファミクロの横にはベランダも設けています。
メリットの部分でお話した家事効率という点では、
実際に、鍋に火をかけながらベランダから洗濯物を取り込んでクローゼットにとりあえず置き、一旦鍋の様子を見てまたクローゼットにとりあえず置きしている洗濯を畳んでしまう。
という動きをよくしています。
また、主人は朝起きてキッチンを通り→洗面で顔を洗う→クローゼットで服を着替え→そのままダイニングで朝ご飯を食べるという見事に回遊動線を使いこなしています。
時短という意味でこの家事を同時進行できる回遊動線はとても気に入っています。自信を持っておすすめできます!
デメリットで挙げた収納スペースが減る問題ですが、クローゼット部分はどうしても通路スペースが必要となるため家具の配置や収納率には工夫が必要です。
今は家族3人で子供が小さいので収納としては事足りていますが、子供が大きくなった時や家族が増えた時には収納が足りなくなります。
我が家ではそれを踏まえ「将来的にどこに何を置くか」まで具体的にイメージした上で打合せを行っていました。
上の図面に黄緑で書いていますが、その部分に奥行が浅く、開けた時に通路スペースの邪魔にならないスリムな収納家具を置く予定として、
あらかじめ洗面所とクローゼットの間の引戸をなるべく外壁側に寄せて設置してもらっています。

将来的に写真のようなスリムな収納を設置予定です。
打合せ段階から「この家具を置く前提」で施工してもらっているため、空間に無駄のないように使うことができます。
回遊動線は、設計次第で家事効率をぐっと上げる「頼れる味方」になります。
オギ建設では実際の暮らしをイメージしながら、動線と収納のバランスを最適化し日々の暮らしがよりスムーズになる間取りをご提案しています。

お問い合わせ



















