平素は格別のご愛顧くださり心より御礼申し上げます。
さて、本年の夏季休暇についてお知らせ申し上げます。
誠に勝手ながら下記日程の期間中はお休みさせていただくこととなりました。
お手数をおかけいたしますが何卒宜しくお願い致します。
【夏季休暇期間】
2025年8月10日(日)~8月17日(日)
なお、期間中に頂きました、お問い合わせは8/18(月)より順次対応致します。
平素は格別のご愛顧くださり心より御礼申し上げます。
さて、本年の夏季休暇についてお知らせ申し上げます。
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【夏季休暇期間】
2025年8月10日(日)~8月17日(日)
なお、期間中に頂きました、お問い合わせは8/18(月)より順次対応致します。
吹田市、摂津市、北摂エリアで耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設スタッフです。
うだるような暑さが続く日本の夏。キンキンに冷えた飲み物が美味しい季節ですね。 氷を入れたグラスに冷たい飲み物を注ぐと、あっという間にグラスの表面にびっしりと水滴がつくのを目にしたことがあると思います。
実はこの現象、 あなたの家、特に壁の中でも同じように起きている かもしれないとしたら…?
今回は、夏の住まいに潜む見えない脅威、「夏型結露」についてお話しします。
冷たい飲み物を入れたグラスの表面が結露するのは、空気中の暖かい水蒸気が冷たいグラスに触れて冷やされ、水に変わるからです。
これと全く同じ原理が、夏の家でも起こっています。
この大きな温度差と高い湿度によって、冷えたグラスと同じように、家そのものが結露を起こしてしまうのです。この、夏に発生する特有の結露を 「夏型結露」 と呼びます。
しかし、グラスと家では決定的な違いがあります。 それは、結露が 「どこで発生するか」 です。
グラスはガラス一枚ですが、家の壁は、外壁材、断熱材、柱、内壁の石膏ボードなど、複雑な層で構成されています。 夏型結露は、私たちの目に見えない 「壁の内部」 で、静かに、そして深刻に進行するのです。
「壁の中で結露が起きるなんて、大変じゃないか!」 そう思われるのが当然です。しかし、残念ながら、この夏型結露は現在の建築基準法では想定されておらず、対策が義務付けられていません。
つまり、壁の中で結露が起きてカビだらけになっても、それは 「施工不良」とは見なされず、建築会社の責任が問われないケースがほとんど なのです。
私たちオギ建設のような、住まいの性能に真摯に向き合う工務店は、この見過ごされがちなリスクに対して独自の対策を講じています。しかし、業界全体で見れば、夏型結露対策がしっかりと施されている家は、まだ一部と言わざるを得ないのが現状です。
「うちは吹付断熱だから大丈夫ですよ」 という言葉を耳にすることもありますが、私たちは笑顔で聞き流すしかありません。連続気泡タイプの吹付断熱材が、まるでスポンジのように湿気を吸い込み、断熱材の内部がカビだらけになった悲惨な事例を、私たちは知っているからです。
壁の中の結露を放置すると、様々な問題を引き起こします。
少し古いコンビニの窓ガラスが汗をかいていたり、外壁が黒ずんでいたりするのを見かけたことはありませんか?あれもまさに結露が原因です。建物全体が、常に湿気にさらされている状態なのです。
小学生の理科で「飽和水蒸気量」について学んだことを覚えているでしょうか?空気が含んでいられる水分の量には限界があり、温度が下がるとその限界値も下がるため、余った水分が結露となって現れる。
何気なく見ていたグラスの水滴は、住まいの健康と安全を考える上で非常に重要なヒントを与えてくれています。
ぜひ一度、冷たい飲み物を入れたグラスを眺めながら、ご自身の住まいに思いを巡らせてみてください。「この水滴が、もし家の壁の中で起きていたら…」と。
私たちは、冬の寒さ対策はもちろんのこと、夏の高温多湿な環境でも永く安心して快適に暮らせる、本当の意味で「強い家」を建てることが重要だと考えています。
夏型結露から大切な住まいとご家族の健康を守るために。家づくりをお考えの際は、ぜひこの「見えない壁の中」にも目を向けてみてください。
吹田市、摂津市、北摂エリアで耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設スタッフです。
皆様は万博へは行かれましたか?
最近、お客様との会話の中で「万博、何度か行ったよ」というお話をよく耳にするようになりました。そんな中で話題になるのが、万博のシンボルでもある「大屋根リング」。
実際に訪れた方からは、その圧倒的な大きさや独特の雰囲気に感動したという声が多く聞かれます。
そして、驚くべきはその大屋根リングに使われている木材の約7割が国産材であるということ。あの巨大な構造体の7割を国産で賄ったというのは、本当に素晴らしいことですし、万博関係者はもちろんのこと、日本の木の業界全体の努力の賜物だと感じています。
国産木材をふんだんに使った象徴的な建築。あの大きな木の構造体に触れたとき、私たちは自然の温もりや力強さ、そして人と木との深いつながりを改めて感じます。
私たち工務店の仕事も、木と共にあります。そして今、「持続可能なかいはつのための教育/木と共に育つ」子どもたちの教育木育(もくいく)」が注目されています。
今回は、木育の意味や研究事例を通じて、木のある子育ての価値をお伝えします。
「木育」は平成16年から北海道で始まった取り組みであり、教育的な効果が研究されていますが、まだ一般的な概念とは言えないかもしれません。
「木育」とは、木に親しみ、木を活かし、木と共に生きることの大切さを学ぶ教育のことです。具体的に木に触れることで、子どもたちの成長に以下のような良い影響があると言われています。
・感性が育つ(木のあたたかさ、香り、手触りといった五感を通じた経験)
・想像力が広がる(木を使った自由な遊びや表現活動)
・主体性が育つ(自分で考え、手を動かす体験)
これらは、子どもたちが成長していく上で非常に重要な土台となるそうです。
特別なことをしなくても、私たちの身の回りには木育のヒントがたくさんあります。
例えば、公園でドングリを拾う体験。そのドングリが、実はフローリングに使われることもあるナラやオークといった木の仲間であることを知るだけでも、木への興味が深まります。
家で過ごす時間は、大人以上に子どもにとって長いものです。言葉だけでは伝えきれない何かを伝えるのに、木の存在は最適な役割を果たすかもしれません。
全国の保育園や幼稚園では、木育が積極的に取り入れられています。
木のブロックや丸太の椅子、木工などの五感を使った遊びを通して、子どもたちは自然と木に触れる機会を増やしています。
非認知能力は、子どもたちの将来にとって非常に重要です。実際に、保育士の方々からは「木のある環境で、子どもたちが落ち着いて活動している」という声が多く聞かれるのだそうです。
ある保育園で行われた「木育プログラム」では、子どもたちに木のおもちゃや道具を使った自由遊びを2時間実施しました。その結果、子どもたちの表情が豊かになり、笑顔や発話が増加。親子の関係も深まり、アイコンタクトや関わりが活発化しました。子ども自身も、色彩・構成・表現の幅が広がるという変化が見られ、感情面・運動面・社会性の発達が促されたことが実証されています。
https://cir.nii.ac.jp/crid/1523106604858094080
https://www.hws-kyokai.or.jp/paper/120-2016-02-15-03-07-32/992-201201-4.html
研究からもわかるように、木に触れる体験は、子どもたちの心身の発達に木に触れる体験は、子どもたちの心身の発達に多くの良い影響を与えることが期待できそうです。
また、木育は、乳幼児教育におけるESD(Education for Sustainable Development)、つまり持続可能な開発のための教育とも非常に相性が良いとされています。
家づくりは、子どもたちが木と触れ合い、その価値を学ぶ「木育」にとって絶好の機会です。例えば、建築の途中である上棟の際に、家の骨格となる木の構造に直接触れる体験は、子どもたちにとって忘れられない貴重な記憶となるでしょう。そして家が完成した後も、日常的に木の温もりを感じられるよう、床や壁、建具など、見える場所に木を取り入れたインテリアで仕上げることをお勧めします。
大屋根リングで伝えようとした木の文化は、日本の暮らしの根幹にありました。そしてこれからも、木を大切にする心が、子どもたちの心を豊かに育てていくはずです。
私たちオギ建設も、住宅を通して木の温もりを伝えながら、地域と家庭に寄り添う存在でありたいと願っています。
2025年 8月2日(土)3日(日)/ OPEN : 10:00〜CLOSE : 17:00
【CHECK】
「愛犬ともっと心地よく暮らす家」
■オギ建設の家って他とどこが違うの?
■大きな地震・台風でも安心な家づくりの方法
■家の光熱費が安くなる方法がわかる
■土地からお探しの方もぜひお越しください
家を建てたいけど何からはじめていいのかわからない方や、土地探しから相談したい方など、家づくりの『疑問』や『お悩み』ならなんでもご相談ください。
【日時】
2025年 8月2日(土)3日(日)
OPEN : 10:00〜CLOSE : 17:00
予約時間 : 10:00~/13:00〜/15:00〜
【開催場所】
摂津市三島3丁目11-35
吹田市、摂津市、北摂エリアで耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設スタッフです。
特に、ご自身での体温調節が難しい小さなお子様や、ご高齢のご家族と一緒にお住まいの方にこそ、知っていただきたい大切なお話です。
うだるような暑さが続く日本の夏。「外出時さえ気をつければ、家にいる分には安心」…そう思っていませんか?実は今、その「お家」での熱中症が深刻な問題になっています。厚生労働省の統計では、熱中症で亡くなる方のうち、実に4割が住宅内で発生しているというデータもあるほど。
https://www.jwa.or.jp/news/2020/05/9840/
「きちんとエアコンを使っているのに、なぜ?」
「エアコンの風が直接当たるのが不快で、つい消してしまう…」
今回は、その根本的な原因と、家族の健康を守るための解決策としての「高性能な家」についてお話しします。
こうしたお悩み、実は多くのご家庭に共通するものです。特に「エアコンの気流が不快で消してしまう」という方は要注意。それは、家全体の性能が低く、”風”に頼らないと涼しさを感じられない空間になっている証拠だからです。
性能の低い家は、例えるなら”穴の空いたクーラーボックス”のようなもの。いくら中で氷を効かせても、外の熱がどんどん入り込んできて、すぐにぬるくなってしまいます。これでは、エアコンを強力に、そして長時間稼働させ続けるしかありません。
つまり、知らず知らずのうちに「暑さに弱い家」で、私たちは無理をしながら暮らしているのかもしれないのです。
高性能な住宅は、家全体が魔法瓶のように外の熱気から守られています。そのため、エアコン1台の穏やかな運転で、家中のすみずみまでが均一で快適な温度に保たれます。
直接風に当たらなくても涼しい。廊下に出てもヒヤッとしない。そんな「温度のムラがない空間」こそが、本当の快適さです。身体への負担が少ないだけでなく、無駄な電気代も抑えられる、家計にも健康にもやさしい暮らしが実現します。
では、具体的にどのような家が「熱中症に強い家」なのでしょうか。ポイントは3つです。
夏は外の熱を、冬は冷気を家の中に入れない力です。国の省エネ基準をクリアするだけでなく、さらにその上を目指す断熱等級6、断熱等級7といった高性能な基準を満たすことで、外気温に左右されない快適な室内環境が手に入ります。
断熱材の性能を最大限に引き出すため、家のすき間を徹底的になくします。これにより、魔法瓶の効果が確実なものとなり、冷暖房の効率が飛躍的にアップします。
高い気密性を保ちながら、新鮮な空気を常に入れ替える「計画換気」は不可欠です。さらに、その家の性能を最大限に活かせるよう、暮らしに合わせた最適な空調設計を行うことで、無駄なく快適な空間が完成します。
「言葉では分かっても、実際どれくらい違うの?」
そう思われた方もいらっしゃるでしょう。
ぜひ一度、その違いを”体感”しに、大阪南港にあるLIXILの体験型ショールーム「住まいスタジオ」へ足を運んでみてください。
「住まいスタジオ」では、昔ながらの家から最新の高性能住宅まで、異なる性能の家が再現されており、真夏や真冬の室内環境を実際に”はしご”して比べることができます。
同じ外気温、同じエアコンの設定温度なのに、片や汗が止まらず、片や心からリラックスできる。その衝撃的な違いを肌で感じることで、「家の性能」がどれほど暮らしの質を左右するかが、きっとお分かりいただけるはずです。
(※ご見学は予約制となっておりますので、事前に公式サイト等でご予約ください。)
これからの家づくりは、「エアコンをつけ続けないと危険な家」から「エアコンに頼りすぎなくても、ずっと快適な家」へと変わっていきます。
それは、熱中症のリスクから家族を守るだけでなく、未来の光熱費や医療費の節約にもつながる、賢い選択です。特に、ご自身で不調を訴えることが難しい小さなお子様や、身体の変化に気づきにくいご高齢の方にとって、住まいの環境は命に直結します。
住まいは、家族の「命を守る器」。だからこそ、私たちはその性能にこだわり続けます。
夏も快適に暮らせる家を調べてみませんか?
大阪南港にあるLIXILの体験型ショールーム「住まいスタジオ」のご予約はオギ建設で受付しております。
お気軽にご連絡ください。
youtubeで住まいスタジオ-OSAKA-
吹田市、摂津市、北摂エリアで耐震等級3+制振工法を採用した新築注文住宅をご提案しているオギ建設スタッフです。
今年の夏も、記録的な猛暑が予想されています。ラニーニャ現象がでてましたし、、
近年、日本の夏は年々厳しさを増しており、地球温暖化の影響を肌で感じずにはいられません。
東京新聞の記事(2023年掲載)によると、
100年前の夏はこんなに涼しかった…東京の気温を「見える化」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/282145
東京新聞の記事(2023年掲載)によると、1981年〜2000年と2023年の東京の気温を比較すると、明らかに「赤色」(高温)の日が増え、6月や9月にもその範囲が広がっていることがわかります。さらに、2024年の夏は2023年を上回る気温だったと報じられています。
以下の「ShowYourStripes」のデータからもわかるように、特にこの5、6年の気温は異常なほど高く、1990年代と比較して1.5℃~2.0℃も上昇していることが示されています。
このように過酷になっていく夏を快適に過ごすために、これからの住まいに何ができるのか、一緒に考えてみましょう。
政府が省エネ住宅で最も重視しているのは、実は「窓」だと言えるかもしれません。補助金制度も窓の改修に重点が置かれています。既存の住宅でも、窓の性能を強化することは費用対効果が高いとされています。
窓の断熱性能を示す指標として「U値(熱貫流率)」があります。この数値は、熱の伝わりやすさを表し、数値が低いほど熱を通しにくいことを意味します。例えば、U値0.45の壁と比べると、昔ながらのアルミサッシと単板ガラスの窓はU値が6.51と、非常に熱を通しやすい構造になっています。これは、壁の厚みに換算するとわずか0.2mm、シャーペンの芯の半分以下しかないのと同じくらい、断熱性能が低いことを示しています。
したがって、窓の性能を向上させることは、夏の暑さ対策に非常に有効です。
現在の窓ガラス選びでは、「Low-E(ロウイー)ガラス」が一般的です。これは、ガラス表面に特殊な金属膜(低放射膜)をコーティングした高性能な複層ガラスで、目に見えない赤外線(熱エネルギー)の反射率を高め、室内外の熱移動を抑える働きがあります。
Low-Eガラスには、「断熱タイプ」と「遮熱タイプ」の2種類があることに注意が必要です。
断熱タイプ:太陽の光を室内に取り込み、室内を暖めやすくするガラスです。冬の暖房費を抑えることができ、省エネに貢献します。
遮熱タイプ:強い日差しを跳ね返すことを目的としたガラスです。夏の冷房効率を高めることができます。
金属膜にはわずかに色が付いているものもありますが、最近ではクリア色など、多様な選択肢が用意されています。
夏に強い家を目指すなら、特に日差しの強い南向きの窓や、西日対策として、遮熱ガラスを配置することをおすすめします。
高気密・高断熱化が進む現代の住宅において、新たな問題として「壁内結露(へきないけつろ)」が注目され始めています。冬に窓に水滴が付く結露はよく知られていますが、実は夏の冷房中にも、見えない壁の中で結露が発生し、健康被害や住宅の性能低下を引き起こす可能性があるのです。
夏場にエアコンを使っていると、「なんとなくカビ臭いな…」と感じたことはありませんか?これは、エアコン内部で結露が起き、カビが繁殖しているサインです。室内を冷やす過程で空気中の水蒸気が冷たい部分に触れて水滴となり、乾燥しないまま残ることでカビが発生します。
これと同じ現象が、家の「壁の中」でも起きているのです。
見えない場所で湿気がたまり続けると、カビやダニの繁殖を招くだけでなく、住まいの骨格となる柱や断熱材を腐食させ、耐久性にも悪影響を及ぼす可能性があります。しかも、壁の中の出来事なので、住んでいる方が気づきにくく、発見が遅れることが多いのが厄介な点です。
快適な室温を保とうと冷房を使用するほど、室内外の温度差は広がり、壁の中で水滴が発生しやすくなるのは避けられないことと言えます。こうした壁内結露のリスクを根本から解消するには、「断熱性」や「気密性」だけでなく、「湿気のコントロール」まで含めた総合的な住宅性能の向上が不可欠です。ここで注目したいのが、「スーパーウォール(SW)工法」です。
SW工法は、以下のような特長で夏の壁内結露を防ぎ、健康的な住まいを実現します。
SW工法を選ぶことで、夏の冷房時に発生しやすい壁内結露を未然に防ぎ、カビのない清潔で健康的な暮らしを手に入れることができるでしょう。
「健康な暮らし」は「見えない安心」から生まれます。カビはアレルギーや喘息、呼吸器疾患の原因にもなりえます。特にお子様や高齢者の方がいらっしゃるご家庭では、住環境の“見えない部分”への配慮が非常に重要です。
今、多くの住宅が高気密・高断熱を謳っていますが、本当に結露や湿気に配慮されているのかという視点が欠かせません。単に「高断熱」なだけでは、かえって湿気がこもり、カビのリスクを高めてしまうこともあるのです。
壁内の構造から徹底的に湿気対策が施されたSW工法の住まいが、これからの日本の夏を健康的に乗り越えるためにおススメです。
ぜひ、夏に強い家を考えてみましょう。