吹田、摂津市 北摂で注文住宅を建てるならオギ建設のスタッフです。
弊社のお客様ではないのですが、
環境意識の高いお施主様とお話しする機会がありました。
いまだ気密測定も十分に行われない住宅業界で、
環境負荷を考えたお家づくりを目指されるのは、本当に難しいことだったそうです。
受け皿側の私たちが環境負荷軽減への意識をもっと持ってほしいと訴えられえていました。
『まさにそう!』
デザインや性能だけでなく、
私たちには一般教養として環境負荷軽減に向けた解決策を持っておく必要がありそうです。
今のところ、環境負荷軽減を中心を家づくりをする方はまだまだ少ないかもしれませんが、
構造や施工など任される部分だと思います。
脱炭素にできること|住宅のエネルギー効率の向上
給湯、照明など同じ効果があっても少ないエネルギーで叶える省エネルギー設備と断熱材や高性能な窓、そして高い気密性で冷暖房費を抑えるなど住宅のエネルギー消費量を削減すること
LIXILのHPに掲載されているデータです。
売電価格は上記試算から24円から16円/kWhへ下がっているので、売電メリットは少し減っているかもしれませんが。
電気代が上がっているので、自分で使用分が増えることで光熱費は抑えられそうです。
製造時エネルギーコストが少ないものを選ぶ
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石油製品からつくられる建材は製造時にエネルギーを消費してつくられます。
海外からの原油の輸送、工場内での製造時のコスト、輸送工ストなど
石油製品はどうしても製造時のエネルギーコストが高くなってしまいます。
つまり、
建築資材を選ぶ際に、製造時のエネルギーコストを抑えたものを選ぶことで、
住宅のエンボディカーボンを減らすことができるようになります。
つまり、
地域の杉やヒノキを選んだり
漆喰や紙クロスなどを選んだりと
製造時のエネルギーコストを抑えたものを選択することで
住宅全体で脱炭素社会へ貢献することを目指すことができます。
今後の課題:エンボディカーボンの整備
エンボディカーボン:
建物の建設、維持管理、耐用年数終了に関連する、建物の生涯を通じて排出されるすべての温室効果ガスの総和
–
つまり、家のCO2の通信簿のようなもの。
いまのところ日本にはないですが、住宅先進国のドイツなどではすでにあるのだそうです。
この数値によって融資金額や補助金が変わってくるそうで、今後、早期にこのエンボディカーボンの制度が出来上がることを期待しています。
断熱等級やUA値もそうでしたが、
しっかりと数値で説明すると認知も広がっていくのではないでしょうか。
脱炭素住宅が社会的責任に!?
今年の夏も観測史上一番の暑さだったと報道されていますよね。
アメリカ・デスバレーでは最高温度54℃、真夜中でも50℃近くになっているそうです。
住宅が社会に貢献できることはたくさんあります。
しかし、貢献できる住宅でなければ、足をひっぱってしまいます。
だからこそ、脱炭素に貢献できる家を私たちは提供していかなければいけないのかもしれません。
お施主様にはあまり気にせず、
こっそりと脱炭素に貢献できる家を提供していきたい。
と思います。
今週末には、
構造見学会も行っていますので、ぜひどのあたりに工夫されているのか
ご興味ある方はご来場ください。