吹田市 摂津市 北摂で注文住宅・リフォームのオギ建設スタッフです。
2050カーボンニュートラルに向けて住宅も省エネ化が推し進められていますが、
もっとも簡単にリフォームできる場所はガラスかもしれません。
この記事では世界に誇る『窓ガラス』について紹介していきます。
すこしリフォームのことが中心になってしまいますが、これからの暮らしのことをご想像していただけたらと思います。
最短30分でビックリするぐらい高性能『真空ガラス』について
1窓あたり30分から1時間程度でガラス交換できる『真空ガラス』
ガラスとガラスの間に真空層をつくることで単板ガラスやペアガラスよりも圧倒的な断熱性能をもつ世界に誇る日本の新技術のガラスです。
ガラス参考値
単板ガラス | 6.0W/㎡K |
ペアガラス | 2.9W/㎡K |
ペアガラス+LOW-e | 1.9W/㎡K |
真空ガラス(スペーシア) | 1.4W/㎡K |
トリプルガラス+LOW-e | 0.86W/㎡K |
真空ガラス(スーパースペーシア) | 0.65W/㎡K |
一般的なグラスウール50ミリ(24㎏/㎥)が0.7W/㎡Kであることを考えれば、真空ガラスの上位ガラスは断熱材と同等かそれ以上の断熱性能を持っています。
真空ガラスが普及すれば、「窓まわりは寒い」という常識が変わってしまいそうです。
世界に誇る日本の技術「真空ガラス」
日本板硝子が世界で初めて発売を開始した真空ガラスは6.2mm~8.2mmと薄いながらにペアガラス+LOW-e(12mm~20mm程度)よりも優れた断熱性能を持っています。
その為、サッシが古くても窓のガラス交換をすることで窓を断熱化することができます。
「断熱リフォーム」補助金の対象
そんな真空ガラスにお持ちの窓ガラスと入れ替えることで室内の快適性が大幅に改善します。
開口部のリフォームは省エネに大きく寄与するため、既存住宅における断熱リフォーム支援事業においても窓の断熱工事は手厚くなっているように感じます。
窓の断熱リフォームでは補助金や固定資産税減額制度
- 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
- こどもみらい住宅支援事業(リフォーム)
- 長期優良化リフォーム推進事業
- 自治体による省エネ改修工事による固定資産税の減額について
https://www.city.suita.osaka.jp/home/soshiki/div-zeimu/shisanzei/_69929/_69931.html
既存住宅における断熱リフォーム支援事業
ここでは戸建て住宅だけをかいつまんで解説してます。
まずは特長をまとめると。
・当補助金は公募期間がある。
3月公募:令和4年3月14日(月)~令和4年6月3日(金)17時まで
6月公募:令和4年6月17日(金)~令和4年8月10日(水)17時まで
・また次回公募もある?
・トータル断熱と居間だけ断熱の2種類がある。
・環境省管轄で断熱に詳しい公益社団法人北海道環境財団が運用している。
・申請を行い1ヶ月程度審査期間がある。
と言った補助金制度です。
詳しくはこちらをご参照ください。
https://www.heco-hojo.jp/yR03/danref/competition.html
JIS規格も高性能窓に合わせて改定
窓の性能が住宅の省エネ化と大きく関係しているということで、様々な点が見直されていますが、その中でもあまり知られていないのがJIS規格の改定ではないでしょうか。
JIS A 4706(サッシ)
JISマークなどで有名なJIS規格は窓の場合、性能を表示する物差しとして活用されています。
窓サッシの性能を表すJIS A 4706は
・耐風圧性
・水密性
・気密性
・断熱性
・遮音性
各項目において等級で性能表示されています。
特に断熱性2000年には最上位ランクH-5(2.3W/㎡K)
2015年には最上位ランクH-6(1.9W/㎡K)
そして2021年にはH-7(1.5W/㎡K)、H-8(1.1W/㎡K)が創設されました。
その上、夏の日射対策の指標になる日射熱取得性にも3つの等級に分けられ、N-1 1.00、N-2 0.50、N-3 0.35ができました。
新築でもリフォームでも開口部にこだわって快適な暮らし
新築でもリフォームでも開口部にこだわりませんか?
夏は部屋の中も暑くなります。実はそれは窓など開口部から侵入する熱のせい。そして冬に暖房をしているのに足元が寒いのは半分以上は窓などの開口部から熱が逃げているから。
新築でもリフォームでも開口部にこだわることで、省エネで快適な暮らしを手に入れましょう。
オギ建設にお家のこと、暮らしのことをお気軽に相談してください。